あなたにとって「朝」は何時?

2007年10月11日 08:00

時節イメージ【マイボイスコム】が発表した調査結果によると、「平日の朝」は「7時台」、「休日の朝」は「9時台」を中心に認識する人が多いことが明らかになった。業界によっては「朝一」が事実上お昼過ぎを示すこともある中で、世間一般には平日は出勤前、休日は少々のんびりした時間が「朝」であるという認識が多数派を占めているようだ(【発表リリース】)。

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今調査はインターネット経由で行なわれたもので調査期間は9月1日から5日。回答者数は1万3641人で、男女比は46対54。年齢構成比は30代がもっとも多く40%、ついで40代27%、20代16%など。

「平日の朝」は7時台、「休日の朝」はそれより2時間遅い9時台!?

まず、「平日の朝は何時から何時ごろまでを指すか」について複数回答でたずねたところ、7時台を中心に6時台から8時台に多くの意見が集約された。

平日の朝は何時から何時ごろまでを指すか
平日の朝は何時から何時ごろまでを指すか

通勤・通学時間帯を考えると、「7時台が朝」という認識は当然至極といえるだろう。ただ、5時台、9時台にもそれなりの人が「朝」への認識を持っており、生活環境の違いが見えてくる。わずかながら正午以降を「朝」とする人もいるが、これは例えば昼夜が逆転している職業(タクシードライバーや夜間警備員など)の人が当てはまると思われる。

一方、休日の場合はどうだろうか。平日に早起きをしているのだから、休日くらいはゆっくり寝ていたいという人も多いに違いない。その思いが見事に調査結果にも反映されている。

休日の朝は何時から何時ごろまでを指すか
休日の朝は何時から何時ごろまでを指すか

休日の場合は平日と比べて2時間遅い「9時台が朝」という人がもっとも多く、そこを中心に7時台から10時台に意見が集まっている。こちらも多少の個人差はあれど、「平日より2時間ほど遅い時間帯が休日の朝」という認識の人が多数を占めているようだ。

「平日の朝、あと30分くらい時間がほしい」は24.1%

よほど早起きをしている人でない限り、平日の朝は忙しくなってしまうもの。【毎日朝食を食べる人は68.8%でパン派が主流、でも時間は10分以内が過半数】にもあるように時間が足りないあまり、朝食の時間ですら満足にとれないような状況だ。「時間がないのならもっと早く起きればよい」という意見もあるが、それでは睡眠時間が削られてしまう。寝るのが何より大事な多くの人にとって、「睡眠時間」>「朝の時間」という不等号は絶対的な公式である。

それでもなお、平日の朝にどれくらい時間がほしいかと問い合わせてみたところ、「やはり時間がもっとほしい」と答えた人そのものは6割以上、中でも「30分くらい」がもっとも多く24.1%をしめた。

平日の朝、あとどれくらい時間がほしいか
平日の朝、あとどれくらい時間がほしいか

「今の時間で十分」と答えるツワモノも3割強いたが、6割以上は時間がもっとほしいと回答している。「30分あれば十分だな」(=30分以下)は31.9%、「1時間あれば問題ない」(=1時間以内)は47.3%と半数近くにのぼった。あと1時間早起きすれば、半数の人が平日の朝に「時間が無くてできなかったこと」に時間を費やせるということになる。


先に少々触れたが、例えば出版業界(特に編集)や中小のIT企業においては、相手をする他会社やメーカー、執筆者などが締め切りに追われて徹夜・深夜作業をすることが多い。その反動で朝が遅くなるライフスタイルを過ごしているパターンが少なくない。

当方もかつて担当に「朝一で」とだけ言われて9時に来て見たら、その担当が実際にやってきたのは13時過ぎだったという経験がある。またそのような早朝に編集部に顔を出すと、ほとんどの席が空席ということもしばしば(ただしその場に居ない場合と、床や仮眠室で寝ている場合の二通りがある)。とはいえ、世間一般にはやはり「平日の朝は7時」「休日の朝は9時」という認識でほぼ間違いないようだ。

もちろん当方のような失態をしないためにも、時間を決めた待ち合わせをする際には「朝一」というあいまいな表現ではなく、「朝10時」などのように具体的な日時で意思疎通をしておくのが一番だろう。

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