十月十日は「萌え」の日!!

2007年10月06日 12:00

萌えの日説明イメージ開設間もない当サイトでいきなり話題を呼び世間を騒がせ、当サイト及び管理人当人にある種のイメージを植え付けた、「十月十日」こと「萌えの日」が今年もいよいよ来週に迫っている。元来東京オリンピックの開会式が昭和39年10月10日だったからということから制定された「体育の日」(今では法律改正により10月の第2月曜日、今年は10月8日)を差し置いて「萌え萌え」言うのもいかがなものか、という気がしなくもないが、ここ一年間で「萌えの日」としてのイメージも浸透したような気がする。気のせいかもしれないが、そうしておく。

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昨年の「萌えの日」到来関連の記事では、10月10日が他にどのような記念日として提議されているかをピックアップした上で、それらがどのように認識されているのかを検証した。具体的な内容は1年前の記事【十月十日は「萌え」の日!】にあるが、ほぼ一年経った今、どのような変化(浸透したかどうか)があったのか、再検証してみることにする。

GoogleYahoo!Japangoo
萌えの日3万7200(+4600)1万4400(+1万0030)2730(+480)
体育の日87万4000
(-12万6000)
161万(+7万)6万0600
(-8700)
目の愛護デー4万4100(+1万7300)24万3000
(+15万1300)
3420(+1010)
銭湯の日911(-8859)8690(±0)790(+71)

※()内は前年度比

一年が経過する間に各種検索エンジンの情報取得に関するパターンは変化している。また各検索エンジンごとの「くせ」で、キーワードによって上下変動に差が生じる場合もある。これらの理由から単純比較はできないが、本来もっとも知られている「体育の日」が横ばいか認知度がやや減る一方で、「萌えの日」は確実に浸透度を高めていることが分かる。

今年はさらに、遍歴データでも「萌えの日」の対象となる「萌え」について分析を進めてみることにする。まずは「萌え」について検索頻度をチェックできる【Google Trends】でチェックを入れてみる。

「Google Trends」による過去4年間の「萌え」検索頻度の推移。
「Google Trends」による過去4年間の「萌え」検索頻度の推移。

2005年をピークに漸減していることが分かる。「萌え」、ピンチ。ただ、ニュースでの登場件数はあまり変わりがないので、「検索して調べねばならないほど『萌え』について知らない人が減りつつある」と解釈することもできる。

続いてブログ検索をメインとしている【Technoratiで過去180日間におけるブログでの『萌え』の語られ度】を検証してみる。

過去180日間における「萌え」の語られ度。
過去180日間における「萌え」の語られ度。

グラフを見る限り、減少している傾向はなく、むしろ7月以降増加しているようですらある。これは夏の祭典であるコミックマーケットが間近に控えていることが大きく作用していると思われる。

さらに過去一年間の類似検証を行なうため、【ヤフーのブログ検索で過去一年間の注目度推移】を確認してみる。

ヤフー・ブログ検索における「萌え」の注目度推移
ヤフー・ブログ検索における「萌え」の注目度推移

直近のデータが急落しているのが気になるが、それを別にすれば漸減どころか漸増しているのが分かる。ちなみに「萌えの日」そのもので同様の検索をしたところ、10月10日前後に急増した以外は、思い出したように何度か多少の注目度を集めたのみ。特定の記念日が毎日のように注目されることなどありえないので、当然といえる。


最近では安倍前首相が辞任を表明した直後、次期首相候補の一人として挙げられていた麻生太郎氏への期待から萌え・アニメ系銘柄に注目が集まり株価が急騰するなど、さまざまに「萌え」の概念が(一部は誤解、曲解されながらも)普及しつつある。試しに『アマゾンジャパンで「萌え」を検索キーワードとして検索』すると、山ほど関連商品が出てくる。

また、日本文化を象徴する重要キーワードとしてアメリカをはじめとする海外でも「萌え」の言葉は広まっている。【アメリカのヤフーで「moe」と検索すれば】お分かりいただけるだろうが、同名のアーティストや東南アジアの学校と共に、さまざまな「海外における萌え文化や解釈」を知りえることができる。社会一般に認知されつつある「萌え」の概念をよりいっそう萌え広がらせる、もとい社会的地位を高めるため、「萌えの日」の認知度向上を目指さねばならないのだろう。

(最終更新:2013/09/08)


(最終更新:2013/08/19)

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