「それ意味逆です!」使い方を間違えていたコトバランキング、トップは逆の意味で使っていそうなアレ

2007年10月04日 08:00

検索エンジンgooにおいて実施されていた【実は…使い方を間違えていたコトバランキング】の結果発表が行われ、第一位には「役不足」がついた。本来の意味は「能力に対して役目が軽すぎること」だが、「能力に対して役目が”重すぎる”こと」の意味で使っている場合が多く、意味の取り違えの例としてもよく用いられる言い回しである。

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今調査は8月28日から30日の間、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。集計母数は掲示されていない。

トップの「役不足」は例えば「舞台の主役など新人のお前には役不足だよ」というように、「対象となる人物の能力に対して荷が重い」という意味でよく使われる。しかし実際にはその逆の「その人の能力に対して役目が軽すぎる」ことを意味する。この例なら「背景の立木の役などベテランのあなたには役不足ですよ」という具合になる。

第二位の「情けは人のためならず」も本来なら「情けを人にかけておけば、巡り巡って自分によい報いが来るということ」という意味なのだが「情けをかけても人のためにならない」と読み取り、「情け無用」と思ってしまうことがしばしばある。

第三位の「気が置けない」第四位の「なし崩し」など、本来の意味とはまったく正反対の利用方法が用いられている場合が多い。正しい意味を知っている人に対して逆の意味で話してしまう・使ってしまうと、意志のそごが生じる可能性すらある。

……と偉そうなコメントをつらつらと書き連ねている当方(不破)も、上位にリストアップされている言い回しとその正しい意味に改めて目を通してみると、「そうだったっけ?」「逆の意味と思っていた」「そんな意味だったんだ」「ニュアンスが別物か……」と驚かされたり恥ずかしい思いがこみ上げてきたりと、複雑な気分にさせられる。

常連の読者の方ならお分かりかもしれないが、当方は当サイト上だけでも、言い回しの違いに気が付かずにそのまま記事内に用いてしまい、後で読者の方から指摘を受けて慌てて直すという恥ずかしい経歴を何度と無く持つ。ミスを無くすのは難しいにしても、せめて指摘された間違いを二度三度繰り返すのだけは避けたい、今回のリストを見てつくづくそう思わされた今日この頃である。

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