会議での恥ずかしい経験、トップはうつらうつらと……

2007年09月26日 08:00

会議イメージ【コクヨ(7984)】が9月21日に発表した「会議に関する意識調査」によると、会議でかいた恥ずかしい経験のトップは「居眠り」で、2割強の人が経験していることが明らかになった。単なる「恥ずかしいこと」ではなく「経験していること」であるのがミソで、少なからぬ人が「居眠りでの赤っ恥」を体験したということになる(【発表リリース】)。

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今調査は東京都内に勤務する従業員規模500名以上の会社の正社員で、週に2回以上会議・打ち合わせ・ミーティングを行う20才~39才男女から実施。調査期間は8月31日から9月2日。調査手法はインターネット経由。有効回答数は1030名。

調査結果概要は次の通り。

◆会議でかいた赤っ恥
・居眠り……25.9%
・資料のコピー不足……24.1%
・お腹のムシが鳴いた……24.0%

◆熱中する会議のテーマ
・新規プロジェクト……38.6%
・勉強会……25.7%
・部門間の調整……25.0%

◆白熱する会議や打ち合わせなどに欠かせないアイテム
・ホワイトボード……65.5%
・事前の資料……58.9%
・パソコン……44.3%
・プロジェクター……37.6%
・LAN環境……24.8%

◆活性化する会議場所
・観葉植物が置かれたリラックススペース……64.7%
・上質なラウンジがあるスペース……52.7%
・自由自在に机をくっつけるスペース……51.7%
・おやつやお茶の持込可能な部屋……49.9%
・自席のすぐ近くにあるミーティングスペース……49.1%


皆が真剣になって取り組んでいる会議場で、昨日までの資料集めのためについ寝不足になってしまいうとうとと舟をこぐ、という状況はありがちなもの。自分で気が付いて、あるいは同僚につつかれてならともかく、第三者、あるいは顧客に気づかれてしまった時の気まずさは何物にも代えがたいものがある。資料不足は用意周到さに欠けるということで自責の念が沸きあがるが、「居眠り」や「腹がなる」あたりは生理現象であって、ある意味どうしようもない面も。

また、会議などで欠かせないアイテムに「ホワイトボード」や「事前の資料」など、用意して当然といったものの他に、パソコン関係の用品も上位に入っているのが注目に値する。資料の作成ツールとしてだけではなく、プレゼンテーションツールとしてもパソコンは必要不可欠なものとなりつつあるのだろう。

一方で会議を活性化する環境として、植物のある場所や自由度の高い(仕組みのある)ところなど「落ち着ける場所」「自由度の高い場所」が上位に来ている。身も心も解放し、全力で会議に取り組めるから、なのだろうか(確かにきゅうくつな場所や気が落ち着けない場所での会議ほど効率の悪いものはないが……)。

ともあれ、会議で赤っ恥をかいて主導権を失うことのないよう、資料そのものと共に体調も万全にして備えておくにこしたことはない、ということだ。

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