【更新】小池さんも大打撃!? 「チャルメラ」「一平ちゃん」も冷凍エビ食品も値上げへ

2007年09月26日 08:00

即席ラーメンイメージ【明星食品】は9月25日、「チャルメラ」「一平ちゃん」など同社の看板商品である即席めんの小売価格を来年1月1日出荷分から値上げすると発表した([発表リリース])。一方【味の素(2802)】冷凍食品も同日25日、加工用エビ商品を使っている冷凍食品などを実質的に値上げする(価格据え置きで商品量の減少)と発表している(【発表リリース】)。両社とも値上げの理由について、原材料の高騰を挙げている。

スポンサードリンク

明星食品の値上げは、1990年以来実に17年ぶりとなる。リリースでは小麦の政府売渡価格の引き上げ、原油高・農作物価格の高騰で油や容器、具材・スープなどの原材料価格が上昇し、企業努力の限界を超えたと説明。具体的には袋めんの「チャルメラ」が90円から100円、カップめんの一平ちゃんが155円から170円など、10円から20円程度の値上げとなる。

一方味の素では、「やわらか若鶏から揚げ」の一袋あたりの重量を350グラムから325グラムに、「レモンとバジルのチキン香り揚げ」の1個あたり重量を23グラムから11グラムに変更。さらに価格も変更する(希望小売価格は公表されていないが数十円単位の値上げになるとのこと)。一方「エビ寄せフライ」「こんがりえびグラタン」などエビが入っている商品6品目は価格を据え置く代わりにエビ配合比率を減らし、実質的な値上げをする。から揚げは11月20日から、えび商品は10月下旬から逐次切り替えを行なう。

味の素側では鶏肉の世界的需要増(特に中国など)、飼料のとうもろこしなどの(バイオエタノール向けやとうもろこし自身の)需要増加、えびの需要増(ヨーロッパなど)で価格が上昇していることを値上げの理由に挙げている。

最近生活必需品の値上げが相次ぎ耳の痛い話ではあるが、特にインスタント系の値上げは生活に直結する人も多く、気になる人もいるだろう。即席めん分野に限って見ても、日清食品とサンヨー食品(それぞれ業界トップ・三位)が来年からの値上げを発表済み。今回の明星食品はシェア的には第四位。残る第二位の【東洋水産(2875)】の値上げも時間の問題と思われる。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ