今回わずかながらまたマイナスに…東京市場での外国人投資家の売買動向、再び売り超しへ

2007年09月14日 06:30

株式イメージ東京証券取引所は9月13日、9月3日から7日(9月第1週、先週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによると先週外国人投資家が株を売った総額は5兆1444億2333万5000円なのに対し、買い総額は5兆1296億7253万4000円となり、差し引き147億5080万1000円の売り超しとなった。先週、久々に買い超しに転じた外国人投資家であったが、今週再びわずかではあるものの売り超しに転じたことになる。一方で個人・証券会社は買い超しに転じている(【最新発表リリース、PDF】)。

スポンサードリンク

9月3日から7日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……9186億1465万3000円/9169億1555万2000円(16億9910万1000円売超)
・個人……1兆6849億2814万1000円/1兆8113億7172万9000円(1264億4358万8000円買超)
・外国人……5兆1444億2333万5000円/5兆1296億7253万4000円(147億5080万1000円売超)
・証券会社……1095億4245万1000円/1284億9188万4000円(189億4943万3000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))


また、この8週間における外国人投資家の動向は次の通り。

7月17日~7月20日…3702億0027万5000円買超
7月23日~7月27日…3000億5608万7000円売超
7月30日~8月3日…1961億9964万8000円売超
8月6日~10日……2015億7870万9000円売超
8月13日~17日……7520億6280万4000円売超
8月20日~24日……437億2974万9000円売超
8月27日~31日……534億9724万4000円買超
9月3日~7日……147億5080万1000円売超


先週発表分では「魔の8月大急落」の原因となった大規模な売り超しから立ち直った外国人勢がようやく買い超しに転じ、相場復活のきっかけになるかという期待もあったが、今回わずかながらまたマイナスに転じてしまった。売買代金そのものは増加しているので、取引そのものが減少したわけではないが、まだ東京市場の今後の様子を見極めているのかもしれない。

一方個人と証券会社は外国人に一週間遅れる形で買い超しに回ったが、これが「はしごを外された」状態にならないよう祈るばかりである。

来週発表分は先日の首相退任宣言などで相場が大きく動き、さらに明日のメジャーSQも含んだものとなる。特にアメリカの大きな指標発表も週末にひかえており、次週・次々週発表分のデータを注意深く見守りたいところだ。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ