文豪はネットにアリ!?「ネトラン文芸賞」ノミネート作品公開開始

2007年09月05日 20:05

ネトラン文芸賞イメージネットランナー編集部は9月5日、ウェブ上で書籍を読み込むためのリーダーFlipViewerを用いて書籍を掲載、人気投票を行い各種受賞作品を決定するネトラン文芸(なんてたいそうなもんではない)賞をスタートした。投票期間は11月5日まで。

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FlipViewerはソフトバンク系のサイトが主に導入している、ブラウザ上で書籍を展開するためのツール。一度インストールしておくと、対応する書籍ファイルを実際の冊子を読むような感覚でページをめくり、読み進めることができる。今回ネットランナー編集部が主催した「ネトラン文芸(なんてたいそうなもんではない)賞」も、そのリーダー対応の文章で掲載されている。

今回の「ネトラン文芸(以下略)」は、ネットランナーの企画である「100人編集長」から応募を受けた作品の中からノミネートされた17作品をFlipViewerで読めるようにしたもの。公開されている作品は2ちゃんねる系の情報あり、ネット界隈のオモシロ情報あり、萌え系情報あり、技術系ありと、100人編集長の個性そのままが映し出されたものとなっている。

ノミネート作品一覧ページ。ここから作品応募者の詳細や、ノミネート作品のダイジェスト版を閲覧できる。
ノミネート作品一覧ページ。ここから作品応募者の詳細や、ノミネート作品のダイジェスト版を閲覧できる。

なおジャンルはあまりにも多岐に渡るため、中には「自分に合わない」と読み進めるのが辛いものもありうる。公式サイトではその点について「自分には合わないと感じたときは、無理をして読み進めずにFlipViewerをいったん終了することをオススメします」と忠告している。

今回の応募作品については人気度(投票期間中の各ダイジェスト版のアクセス頻度)を元に、編集部側で厳正な審査を実施。最優秀賞には作品の(実物の紙による)書籍化と賞金100万円、ネトラン賞には3万円、にゅーあきば賞には3万円が贈呈される。

閲覧するだけならすべて無料。ウェブ書籍の可能性について色々と考えながら、「ネット立ち読み」をしてみても良いだろう。


と、ここまでは通常の「ニュース」。ここからは半ばお知らせ&告知。よく見てもらえればお分かりの通り、なぜか当方の「ネフローゼ闘病記」もちょっとタイトルを変えてノミネートされている。例のブログの内容を加筆修正したもののダイジェスト版だが、正直浮きまくりである(笑)。

隣が萌え萎えイラストだし、周囲にはオオアリクイだの萌えだのYoutubeだのと、カジュアル系ネットカルチャー的なコンテンツばかりなのに、何が悲しゅうてお前だけこんな生真面目なネタなんだ、と自ら秒速16回でツッコミを入れたくなるほど。企画が通った(ノミネート対象に選ばれた)時は「自分のような作品は少数派だろう」と考えてはいたが、よもや自分だけとは思わなかった。

しかし掲載された以上、例え順位が最下位になろうとも、一人でも多くの人に読んでもらえればそれでよし、としておくことにする。機会がある人、物好きな人はぜひご一読いただきたい。

単純計算では1/17だが、当方の作品が書籍化される可能性は100に1つもないだろう。しかしも仮にその願いがかなえば、当方と同じような辛さを経験した人や、入院を不安がっている人の支えになる機会が増えるかもしれない、と期待もしている。

ともあれ、あとは運を天に任せるのみ。10月上旬の中間発表でどのような結果が出るか、その時にまた改めてお伝えすることしよう。

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