gkbr、ktkr、今北産業……よく見かけるが意味が不明なネット用語ランキング

2007年09月24日 12:00

ゲームイメージ検索エンジンgooにおいて実施されていた【よく見かけるけど意味がわからないインターネット用語ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「gkbr(ガクガクブルブル)」がついた。はたからみると英語の団体略名のようなものばかりが上位についている。

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今調査は8月28日から30日の間、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。集計母数は掲示されていない。

上位8位まで、登場する言葉の中に含まれるアルファベット以外の文字が「る」一文字だけというのも異様な気がするが、それを別にしても確かに事情を知らない人から見れば「タイプミス?」と思われても仕方の無いような言い回しばかり。

アルファベット化された「ネット用語」の大部分は、おおもとの言い回しをさらに省略(たいていにおいて母音を省略して子音のみに)したもので、早口で音読を繰り返すと何となく分かる人もいるかもしれない。要はネット上のチャットで、少しでも早く意思表示をするために、余分な母音を除いてみたらこのような「用語」になったというパターン。トップの「gkbr」以外に「ksk」「ktkr」「kwsk」などが該当する。また、「gkbr」で分からなくとも「(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル」なら理解はできるだろう。

他に、よく使われるまとまった言い回しを簡略化し、さらに面白おかしく言い換えるものもある。例えば「今北産業」の場合、チャットに途中から参加したが話の流れがよく分からないという状況において、「今来たんだが流れがよく分からない。そこで三行くらいで概要を説明してくれないか」と説明を求める際の一連の言い回しを単純化したもの。

また、言葉遊びから生まれた言葉も多い。ニートを格好良く表現するための「自宅警備員」、「この先、生き残る」の区切る部分をわざと間違えた「先生きのこる」「きのこる」などなど。

さらに、原作に該当する漫画が存在する言葉(「にょろーん」や「ウホッ!/やらないか」)、文字で図形を作って表現する「アスキーアート(AA)」とペアになって生まれたと思われるもの(「m9(^Д^)プギャー」「( ゜д゜)こっち見るな」など)、語源は多種多様。

一つ蛇足的に言及するのなら、母音簡略型の「ネット用語」はタイプスピードの高速化や携帯電話におけるパケット料の節約など、実用的な面も兼ね合わせて登場したもの。元々の英語の「BTW(By the way、ところで)」や「thx・ty(thanks・thank you、ありがとう)」、ネットゲーム用語の「AFK(Away From Keyboard、キーボード上から離れる)」同様に、使用範囲は限られるものの、比較的長い寿命を持つことだろう。

……ところでランキング上位の「NTR」や「IYH」「ksk」「TS、TSF」「sakuる」「ゲラウトヒア」あたりについて、一部でアスキーアートは見たことがあるものの、当方(不破)はこれらの言い回しを正直はじめて見た。投票した人の活動領域が限定されているのか、それとも当方がそれらの言葉の多用されている世界から遠いところにいるのか、それは定かではない。

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