8月度のコンビニ売上高、既存店は14か月連続してマイナス・猛暑でアイスは売れたがお弁当が不調

2007年09月22日 17:00

コンビニイメージ日本フランチャイズチェーン協会は9月20日、8月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると既存店の売上高は14か月連続してのマイナスとなり、お客一人当たりの平均購入額(客単価)も2か月ぶりにマイナス転じた。猛暑によって冷えもの系は好調だったが一般のお弁当が不調に終わった(【発表リリース、PDF】)。

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今調査結果の概要はまとめ記事【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】で説明している。そちらで確認してほしい。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は14か月連続マイナス、全店は2か月連続プラス
・全店ベース……+2.2%
・既存店ベース…-0.1%

●店舗数
・+1.1%

●来店客数:既存店は2か月ぶりにプラス、全店は13か月連続プラス
・全店ベース……+2.5%
・既存店ベース…+0.5%

●平均客単価:全店・既存店とも2か月ぶりにマイナス
・全店ベース……-0.3%(590.0円)
・既存店ベース…-0.6%(585.0円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+0.4%←かろうじてプラスだが猛暑で伸び率低い
・加工食品……+1.3%
・非食品………+5.1%
・サービス……+5.5%
・合計…………+2.2%

※既存店……1年以上営業中の店舗


「夏は暑く冬は寒い」のように季節毎の気象状況が極端化すると全般的な消費が加速されるという話があるが、8月の猛暑はコンビニには全体的にプラスに作用したようだ。来客数も既存店ですら前年同月比プラスに推移しており、多くの人が訪れていることが分かる。

一方、すべての商品項目で前年同月比プラスを記録しているにも関わらず、客単価が前年同月比でマイナスの値を指し示しているのが気になる。誤差の範囲、と考えることもできるが、商品そのものの値下げも考えにくいことから、消費者一人一人の財布のヒモがきつくなっている傾向とも読み取れる。


(最終更新:2013/08/19)

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