天気予報不要な傘、発売中

2007年08月30日 08:00

天気予報傘イメージ家を出る際に外の天気が曇りがちで「今日、雨降るのかな?」とカバンの中の折りたたみ傘を確認したり、学校や職場の置き傘があったかどうかを思い出す経験を持つ人は多いはず。事前に天気予報を見ていれば傘を持つかどうかの判断も出来るが、出口に足を運んで初めて外の天気に気が付くことも。そんな状況でも困らないのが、この【天気予報機能付の傘、The Only Weather Forecasting Umbrella】。直訳すると「唯一の天気予報傘」。メーカーのサイトでは会社名をつけてAmbient Umbrellaと命名されている。価格は販売サイトでは139.95ドル(1万6000円)。ちょっとお高めな傘。サイズは長さ41インチ(104センチ)×広げた時の直径58インチ(147センチ)、重さは900グラム。

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天気予報が出来る傘と言っても、傘の内部に気象予報士やカエルが内蔵されているわけではない。傘自身がアンテナにもなり、専用の天気予報業者からデータを受け取って、天気予報の結果を指し示すというもの。アメリカ国内に張り巡らされた独自のワイヤレスネットワークを用いてデータが受信されるため、インターネットやLANなどの干渉を受けたり、それらが使えない場所でも使用できる。データは気象予報専門の会社【Accuweather.com】から送られ、150か所の気象データの中から適切なものを受信できる。

天気予報をする傘、Ambient Umbrella(The Only Weather Forecasting Umbrella)
天気予報をする傘、Ambient Umbrella(The Only Weather Forecasting Umbrella)

天気予報傘のLED部分イメージ使用する電池は単二電池1本。1年間は使えるという。肝心の天気予報は傘の柄の部分、手に持つ場所で判断する。この部分にはLEDが仕込んであり、降水確率100%なら激しく点滅し、降水確率が低いほどゆっくりと点滅するとのこと。冒頭の状況なら、玄関でこの傘が激しく点滅していたら、「雨が降るかも……ならばもっていかなくちゃ」ということになる。かくして通勤・通学途中で雨に降られてずぶぬれになる確率を減らせるわけだ。

もちろんこの傘が受信するのは、アメリカ国内の独自ワイヤレスネットワークを経由したアメリカ国内のデータ。日本で使ってもLEDが点滅することはなく、単なる「高価な傘」としてしか使えない。

しかし日本にも【ウェザーニューズ(4825)】という気象予報専用の上場会社が存在しているし、無線LANを受信できる環境はかなりの率で整備されている。似たようなコンセプトのをGPS機能・インターネット(無線LAN)・ウェザーニューズの組み合わせで創れば、案外使える傘ができるのかもしれない。


【トリガー記事:Popgadget】

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