「しらせ」の後を継ぐ船の名は? 南極観測船の新名称募集中

2007年08月11日 12:00

新南極観測船イメージ国立極地研究所では現在、新しい南極観測船の名前を募集している。締め切りは9月10日。官製はがき以外にインターネット上からも応募を受け付けている。締め切り後船名選考委員会が応募作の中から適切なものを選び、11月下旬に発表する(【発表リリースページ】)。

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現在名前を募集している南極観測船は、「宗谷」「ふじ」「しらせ」に次ぐ四代目となるもので、2009年度から観測隊を乗せて南極に向かう予定。全長は138メートル、幅28メートル、基準排水量は1万2500トン。厚さ1.5メートルの氷を連続して砕いて進むことができる。

2009年完成予定の四代目南極観測船
2009年完成予定の四代目南極観測船

応募できる船名にはいくつか制約があり、「名所旧跡(例えば山や氷河)」名で「ひらがな」であること。記号やアルファベットは不可。「新(しん)」「号(ごう)」「丸(まる)」など、船にありがちな言葉をつけるのもいけない。さらに防衛省海上自衛隊所属の砕氷艦になるので、現在防衛省側で使われている艦艇名(たとえば「きりしま」「こんごう」など)はつけられない。

選考者の発表及び正式名称は11月下旬に発表され、入選者には直接通知されると共に記念品が贈呈される。さらに入選者のうち1名は進水式に招待されるとのこと。

ルールがかなり厳しいので選択できる名称は、実はそれほど多くはない。自分の調査能力とセンスが試せる、良いチャンスかもしれない。そして世界に誇れる能力を持つ、神秘的な南極に向けて氷一面の海面を突き進む南極観測船の名前が自分の選んだものになれば、一生の自慢モノになることは間違いないだろう。

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