暑さを自己防衛、ひんやりグッズの数々を紹介

2007年08月06日 06:30

猛暑イメージようやく当方(不破)が住む関東地域でも梅雨があけ、セミの鳴き声と共にジリジリという音すら聞こえてきそうなアスファルト道路を、数割増しの暑さで降りかかる太陽光線のもとに歩かねばならない夏がやってきた。以前紹介した【冷やしてMe】でも用意しておけばよかったのだが、それすら忘却してしまった以上、何か他に対抗策を打たねば干からびてしまう。そんな折、[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]でまさに打ってつけの特集「暑さを撃退 ひんやりグッズ」が放送されていたので、ここでその番組内で紹介されたアイテムをピックアップしてみることにしよう。

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携帯型冷却ガススプレー「ケイタイエアコンJETα」

ケイタイエアコンJETαイメージ最初に紹介されたのは、氷点下40度の冷却ガスが出るスプレー『ケイタイエアコンJETα』。吸汗、抗菌、除菌効果も併せ持つ、冷却効果のあるスプレー。肌に直接あてるのではなく、シャツ越し……というよりシャツごと冷やすのが特徴。冷却されたエタノールをさっとスプレーするだけでひんやり感が体験できるという。無臭ではなく「マリンの香り」がするので好き嫌いが分かれるが、「とにかくすぐにこの暑さを何とかしたい!」という時の特効薬ならぬ特効スプレーとして重宝している人も多いとのこと。ちなみにフロンガスは不使用なのでご安心あれ。

冷却スカーフ「マジクール(MAGICOOL)」

マジクールイメージ続いて紹介されたのは『マジクール』というシャレなのか本気なのかよく分からないネーミングのアイテム。特殊高分子ポリマーを用いたスカーフで、水を吸収させて首に巻くだけで、長時間冷感が続くというもの。元々身体全体を冷やすには首(特に後頭部部分)を冷やすのが効果的といわれているだけに、このスカーフの効用も期待できる。

説明によるとスカーフ内に取り込まれた水分が気化する際の吸熱効果で皮ふの温度上昇を押さえ、冷感を持続させるとのこと。一度きりの使い捨てではなく、汚れを手洗いし陰干しすることで再利用可能。

利用者の反応は「熱冷シート程度」「手間がかかる」「少しかぶれた」「涼しさを実感できた」「かなり楽になった」「出先でも簡単に利用できる」などさまざま。使い手によって便利度も変わってくるということだろうか。価格も手ごろでオシャレ感もあるので、試してみる価値はあるかもしれない。

お布団ヒエヒエ「朝までクール」

朝までクールイメージ最後に紹介されたのが、敷布団のようにして使う冷却布『朝までクール』。中に吸水性ポリマーなどのジェルが入っていて、枕の部分まで身体と触れる仕組みになっている(【公式サイト参照のこと】)。すると、体温よりも室温の方が低いため、温度差からジェルが体温を奪い、さらにそのジェルが身体と触れていない部分から熱を空気中に放出するという仕組み。

蒸し暑い中寝ている時、無意識に冷たい金属製の家具や電気機器に触って「ひんやり感」を楽しむ経験は誰にでもあるだろうが、あれを身体全体でするようなものだろう。いわばパソコンのパーツの放熱板(ヒートシンク)と似たようなものだと思えばよい。

重量がやや大きい(アマゾンの表記だと90×180センチサイズので9.36キロとある)のと、人によっては「朝まで冷たさがもたず、かえってぬるさを感じる」という意見があるのが気になるが、利用者の印象は良いようである。


極論からいえば「暑い日は外出せず、エアコンをつけて快適な環境で過ごす」ことにより、暑さをしのぐことはできる。しかし現実には外に出ないわけにはいかない。エアコンが体質的に受け付けない人もいるし、省エネや倹約、そして地球環境保全のための運動における「28度設定」では物足りない人もいる。

今回紹介したアイテムなら、「ケイタイエアコンJETα」は使いきりだがその他2種類は何度でも使いなおしが出来るし、第一電気やガスなどの資源を消費することはほとんどない。生活の知恵、あるいは科学の神秘を用いた「冷却装置」といえよう。

毎年夏の暑さにへばってしまう経験のある人は、ぜひ詳細をチェックしてみてほしい。きっと気になるものがあるはずだ。


(最終更新:2013/09/08)

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