カレーもバイオエタノールの影響・CoCo壱番屋でカレー値上げ

2007年08月16日 08:00

ポークカレーイメージカレーチェーン店の「CoCo壱番屋」を全国的に展開する【壱番屋(7630)】は8月10日、主力商品であるポークカレーと分量半分のハーフカレーの値上げを決定、東京などで9月1日から、それ以外の地域では12月1日から実施すると発表した。同社のメニューの値上げは16年ぶりとなる(【発表リリース、PDF】)。

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値上げする商品はポークカレー(ライス300g)とハーフカレー(ライス150g)の2種で、東京23区内と大阪都心部など都心店舗ではそれぞれ400円から450円へ、300~500円から350円~550円へ50円プラス。都心店舗以外ではそれぞれ400円から430円へ、300円~500円から330円~530円へ30円プラスとなる。値上げ開始時期は都心店舗が9月1日から、それ以外の店舗では12月1日から。なおライス増量時の価格は100gごとに100円で変更はない。

16年ぶりに値上げをする理由について壱番屋側では、「中国などでの消費増大やバイオエタノール化による穀物需要の増大」「都心部を中心とする人件費の高騰」などを挙げている。一部報道によれば2008年5月期の原材料仕入れ総額は前期より4億円ほど増加し、7月のアルバイト時給は全国平均で前年同期より30円ほど上がっているという。

ラーメンや牛丼と共に日本の国民食となったカレーで値上げが行なわれると、つくづく「物価が上がっているな」と実感させられてしまうものだ。事情は分かるとはいえ、どうにかならないものだろうか。

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