日本郵政公社、民営化記念切手を10月1日に発売

2007年08月14日 08:00

民営化記念切手イメージ日本郵政公社は8月13日、郵政民営化を記念した記念切手を、民営会社が発足する10月1日にあわせて発売すると発表した。郵政を振り返る郵政史の内容と、江戸時代の画家琳派(りんぱ)のデザインを用いた2種類が用意されている。両方とも80円切手の10枚組みシート(発表リリース)。

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すでに何度かお伝えしているように、10月1日をもって日本郵政公社は民営化し、JPグループのもとに日本郵政株式会社、郵便事業株式会社、郵便局株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の5会社が誕生する。元々郵便や為替貯金、簡易保険などの郵政事業は前島密のまとで、1871年に郵便事業を開始したのち、1875年には貯金事業、1916年には簡易保険事業をスタートしてきた。そしてその後歴史の流れと共に逓信省、郵政省、郵政事業庁、日本郵政公社を経て民営会社となる。

今回は郵政事業の中でも歴史的なステップとなる民営化を記念し、記念切手「民営会社発足記念」を発売することになったとのこと。

記念切手……郵政史
記念切手……郵政史
記念切手……琳派
記念切手……琳派

それぞれ80円切手10枚で構成されたシートで、価格は1シートあたり800円。江戸時代の琳派らの画家らによって描かれた草花の絵画と、郵政制度の創設者前島密の肖像、明治時代の郵便局内の作業風景などを描いたようすなどがデザインされている。

民営化に向けて気合を入れた、というわけでもないのだろうが、両デザインとも昨今の記念切手の中ではずば抜けてあか抜けている雰囲気がある。特に郵政史のシートは古い言葉でいうなら「ハイカラ」が似合うような、そんな印象すらある。また両方とも日本人はもとより海外の人にもきっと喜ばれることだろう。

本当の意味での良い「記念切手」として多くの人の手の元に渡ってほしいものである。

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