もちろん実際に犬を穴に突っ込ませているわけではなく(当然だ!)、その様子をそのままオブジェクトにしたもの。園芸用品などでよくハニワや犬、灯篭などの瀬戸物を見かけるが、それらと同じようなものだと思えばよい。対象としている犬はビーグル犬。大きさは高さ11インチ、幅13インチ。

DIGGING DOG Statue half garden yard outdoor BEAGLE JACK RUSSELL home decor

本物の犬に穴掘りをされると庭を台無しにされてしまい、頭を抱えることになるが、この「DIGGING DOG Statue half」ならその心配も無用。しかもちょっとした(!?)アクセントを庭に与えてくれることは間違いない。さらにほえたりうなったりなどの効果音も用意されているとのこと。変なところでリアルさの再現にこだわっている。販売元のアメリカでは地球の裏側にあたる中国まで掘り進めるの? というジョークで説明されている。日本でなら南米だろうか。

ただし、地面にきちんと埋め込まれていないと(例えば室内に置かれていたりコンクリートの床に設置されたり)異様な雰囲気を演出することになってしまう。子どもが見たら下半身だけの犬がぽんっと置かれている情景を見て泣き出してしまうかもしれない。

このようなジョーク園芸アイテムはアメリカ人のお得意とするところのようで、ビーグル犬以外にもブルドック(?)に見える類似品も存在する(【Digger Dog】)。こちらは説明によると、後ろ足を上下し、よりリアルな「穴掘りワンちゃん」を演出してくれるという。説明文中の「Listen to Sound Clip」をクリックすると収録されているサウンドを聞くこともできるので、興味のある人は耳を傾けてみよう。ちなみにこちらは19.98ドル(2400円)。

当方も仕事で外回りをしている最中に本物の犬や瀬戸物で出来た本物そっくりの犬、そしてゆかいな造型をしている犬の作り物に出くわすことがよくある。本物の犬はともかく、犬などの園芸用品としてのオブジェを見かけるたびに、どことなくほっとした気持ちを覚えるものだ。しかし仮に実物の「Digger Dog」を見かけたらどうだろう。

……想像してみたが、やはり驚くだろうなぁ、というのがホンネではある(笑)

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