パソコンなどで目が疲れるとクマが悪化します・ポーラが確認

2007年07月19日 08:00

疲れ目イメージ化粧品のポーラは7月18日、パソコン作業などで目を使うと「目の周辺の肌の色が暗くなる」ことを発見すると共に、アンケートの結果実際に多くの女性が「目の下のクマが長期的な老化だけでなく、短期的な眼の疲れ」によっても引き起こされていると感じていることが明らかになった。リリースでは「目の周辺の肌色が暗くなる」イコール「クマが悪化したと認識」と考えられている、と説明している(【発表リリース】)。

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同社では女性631人に目元の悩みの原因に関するアンケートを実施したところ、「老化」に次いで「疲れ目」という答えが多かった。疲れ目で目がかすんだり視力が落ちるという話はよく耳にするが、皮ふとの関係はほとんど注目されたことがない。そこで意図的に目に負荷をかけ、その前後で目の周りの皮ふにどのような色の変化が見られるのかの測定を実施した。

実験では被験者(女性20人)に専門の測定器(浜松ホトニクス社製近見反応測定装置トライイリスC9000)を用い、パソコン作業を30分間行わせて肌の色合いを測定。その結果、作業の前後で「疲れ目」と判断された群では肌の明るさが明らかに低下することが明らかになった。一方「疲れてはいない」と判断された群では、色合いにあきらかな変化は見られなかったという。

疲れ目群における作業前後の肌の明るさの変化。
疲れ目群における作業前後の肌の明るさの変化。

今調査は検体が20人、明るさが変化した群体が11人と少数なため、全般的な統計学上、確定したものであるとは言いがたいところがあるが、

「多くの女性が目の下のクマが長期的な老化だけでなく、短期的な目の疲れによっても引き起こされると感じている」

が実際にパソコン作業によって

「疲れ目状態になっている女性は有意に目の下明るさが低下することが確認」

され、

「女性はこの目の下の明るさ低下を『クマが悪化した』と認識していることが示唆された」


ことになる。

「目が疲れる」「目の下の明るさが暗くなる」「クマが悪化する」の科学的理由・根拠については特定されていない(つまり相関関係はあるらしいが因果関係については説明されていない)。リリースでは「皮ふ表面付近の毛細血管の血液停滞など」を理由とすると共に、対処策として「従来のスキンケアだけでなく、休養や食生活の改善、サプリメントの利用等により、疲れ目を予防・改善することも効果的である」と説明している。

個人的にはクマの発生は目の疲れ以外に睡眠不足やストレスなどからも発生するように思えるのだが、睡眠不足やストレスも目への負担を高めるため、結局クマをつくる要因となるのだろう。クマが出ているということは体が内部からSOS信号を発しているということでもある。自分のクマのことは自分では分かりにくいが、もし気が付いたら「信号」に従い心身共に休ませるよう心がけた方が良いと思われる。

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