思い出のファミコンソフトランキング、トップはやはりあの兄弟

2007年07月15日 19:30

ゲームイメージ【オリコン(4800)】が7月13日に発表した、ファミコリーコンピュータ(ファミコン)のソフトに関して「あなたの思い出に残るファミコンソフトは何ですか?」というアンケートに関する調査結果によると、トップには『スーパーマリオブラザーズ』がついた。[任天堂(7974)]の大黒柱・ブランド的な存在となり、世紀をまたいで現在でも活躍中のマリオ・ルイージ兄弟は、ファミコンソフトでも印象深いものとして多くの人の記憶にとどめられているようだ(【発表ページ】)。

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ファミコン(ファミリーコンピュータ)は1983年7月15日に任天堂から発売された、日本初の本格的な家庭用ゲーム機。ゲームセンターでしか遊べなかったビデオゲームがテレビに接続することで自宅でも遊べるようになるということで話題を呼んでいたが、『(スーパー)マリオブラザーズ』の登場で一躍世間一般にその名を広め、任天堂と日本のゲーム業界を躍進させるきっかけとなった。後述するランキング上位にも多数見受けられるように、現在に続く多数の有名タイトルシリーズがファミコンから生まれ出ており、ある意味、現在に続く家庭用ゲーム機の歴史における「元祖」「始祖」と表現しても良いだろう。

今アンケートはオリコンのアンケート会員の中から、中高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、合計1000人に対し、6月29日から7月3日の間に行われたもの。比較的若年層が多く50代以上からは回答を得ていないので、世間全般的な意見とは多少のずれが生じている可能性があることを考慮する必要がある。

調査結果発表ページでは上位十位までと、その他名前が挙がったタイトルの一覧などが表記されている。ここでは上位五位までを引用してみることにする。なお元資料でも各タイトルがどのくらいの票を獲得したのかは明記されていない。

・第一位……スーパーマリオブラザーズシリーズ
・第二位……ドラゴンクエストシリーズ
・第三位……くにおくんシリーズ
・第四位……ファミリースタジアムシリーズ
・第五位……ファイナルファンタジーシリーズ


その多くが発売元のメーカーの大黒柱となり、多くのシリーズ作を生み出し、現在でもシリーズそのものは継続して新作が産み出されている名シリーズといえる(一部例外もあるが)。

また、六位以下にも懐かしさを覚えるタイトルと共に、今でもシリーズ最新作が現役として活躍しているものも多く、30代以降の「ファミコン現役世代」にとっては「そういえはぞんなタイトルもあったな」的な「あるあるリスト」として読み取ることも出来る。

これらファミコン時代の有名・名作タイトルの多くは、例えば【往年の名作を手のひらに! 『ナムコミュージアムDS』10月11日発売決定】にもあるようにライブラリ・ゲーム集のような形で最新世代機向けに移植されたり、ファミコンそのもののスペックが現在の携帯電話とさほど変わらないところから携帯電話向けに登場し、時代とメディアを超えてさまざまな機種に移植され、多くの人をとりこにしている。また、任天堂の最新家庭用据え置き型ゲーム機Wiiでも、ダウンロードサービスでこれらの「昔なつかしのゲームタイトル」を落として楽しむこともできる。

画像のきれいさや操作性、スピード感などは現在の機種に比べるべくもないが、「楽しい時間を過ごせるかどうか」というゲームを評価付けるポイントの大切な一要素において、これらのファミコンソフトは優れている。アンケート参加者の多くはそう感じたに違いない。

まさに使い古された言葉ではあるがこれらのゲームたちは「記録に残るゲームより、記憶に残るゲーム」ということなのだろう。


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(最終更新:2013/09/08)

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