横須賀基地の護衛艦、すべてイージス艦に配備変更完了

2007年07月10日 08:00

イージス艦イメージ【NavyTimes】が伝えるところによると、神奈川県にあるアメリカ海軍横須賀基地に最新鋭のイージス艦(アーレイバーク級ミサイル護衛艦)マクキャンベル(USS McCampbell、DDG-85)が配備された。これにより、横須賀基地を母港とするアメリカ第七艦隊に所属する空母の護衛艦すべてがイージス艦にて編成されることになった。日本近海の情勢変化をにらみ、ミサイル防衛能力の強化を狙ったものと思われる。

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アーレイバーク級ミサイル護衛艦(イージス艦)マクキャンベル(USS McCampbell、DDG-85)イメージ作戦海域を太平洋、インド洋、アラビア湾に想定している第七艦隊の護衛艦をすべて防空能力に長けたイージス艦に変換する話はすでに【横須賀母港の第七艦隊の護衛艦がすべてイージス艦へ、ミサイル防衛体制強化のため】にもあるように、昨年から決められていたこと。最後に配備されるイージス艦「マクキャンベル」の入港は当初6月に行われる予定だったが、多少の遅れを来たすことになった。なおマクキャンベルと交代して第七艦隊を去ることになるミサイルフリゲート艦のゲアリー(Gary)は8月にアメリカのサンディエゴに戻ることになる。

今回のマクキャンベルの配備についてアメリカ海軍は「同艦の配備は第七艦隊指揮官が日米の相互協力と平和維持を認識すると共に、アメリカ政府による日本の防衛と国際的な平和・安全を維持する能力を向上させる意味合いがある」と伝えている。

今回のマクキャンベルの配備で艦隊旗艦のブルーリッジ揚陸指揮艦と、空母キティーフォーク以外は9隻すべてが防空能力の高いイージス艦に替わることになる。さらに、現在唯一通常動力空母として現役のキティーフォークも来年には引退し、原子力空母のジョージ・ワシントンに差し替えられる予定である。


(最終更新:2013/08/20)

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