日本語版「ものスゴク分かりやすい」キーボードを試してみました

2007年07月09日 06:30

SKB-A1U 日本語USBキーボードイメージ先にアルファベットが非常に大きく描かれている英語のキーボードについて【ものスゴク分かりやすい英語用キーボード】で紹介したところ、読者の方から似たようなコンセプトのキーボードか日本語向けにも発売されているとの情報をいただいた。調べてみると確かにサンワから『SKB-A1U 日本語USBキーボード』なるキーボードが商品として実在していたので、早速注文して実物を試してみることにした。

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最初に紹介した英語版キーボードは、アルファベット一文字のみが描かれているキーが大部分だっため、非常に文字が大きくみえていたのが特徴だった。記事中にも「日本語キーボードの場合には最低でも2文字、場合によって4文字も必要になるからそれほど大きくはできないだろう」と予想していたのだが……。

SKB-A1U 日本語USBキーボード全景。
SKB-A1U 日本語USBキーボード全景。

パッと見た目では「言われて見れば少々大きいようにも見えるかな」という程度の文字の大きさ。仕様そのものはこぐ普通のUSB接続タイプでキーピッチは19ミリ、キーの数は112、コネクタはUSB(PS/2タイプのものもあり)のフルキーボード。

今使用しているDELL製のキーボード(下、黒)と並べてみる。変わりはあまりないようにも……見える。
今使用しているDELL製のキーボード(下、黒)と並べてみる。変わりはあまりないようにも……見える。

同じ縮尺の写真で特定のキーを比較してみるとある程度文字の大きさが分かるかもしれない。

Tabキー付近のキーを同じ縮尺の写真で切り取って比較してみる。右の方の文字がちょっとだけ大きいように……見える?
Tabキー付近のキーを同じ縮尺の写真で切り取って比較してみる。右の方の文字がちょっとだけ大きいように……見える?

また、例えば「T」の文字の上の横棒の長さは通常キーボードなら3.5ミリなのに対しSKB-A1Uは4.5ミリ、「I」の長さは前者が4.5ミリで後者が5.5ミリと、定規で測ってみれば大きさの違いは一目瞭然となる。

合成して3割増しの大きさにしたイメージ……のだが、先の「英語版・ものスゴク分かりやすいキーボード」を見た後だと、「カブキ度」がおとなしめで何となく物足りない気がするのも事実だ。試しに同じ部分の写真のキーの1つを、30%増しの大きさにして合成してみたが、どうせならこれくらいの大きさにまで割り切ってやってほしかった。ここまで大きくすれば「文字が大きいこと」の恩恵も十二分に受けられるだろう。

パソコンを使う人にとってキーボードは必需品であり同時に消耗品でもある。身近な存在なだけに、少しでも良いものを、自分の環境にマッチするものをと思うのは人の常。ブラインドタッチなら文字の大きさはあまり関係ないが、「やはり小さいよりは大きい方が使い勝手がいいだろうな」と考える人は、このような「文字が大きめキーボード」を選択する手もありだろう。実際に当方も、今使用しているDELL製キーボードを使い潰したら、今回購入したSKB-A1Uを使うつもりだ。

Lenovo ThinkPlus USBトラベルキーボード ウルトラナビ付イメージなお前回の記事でトラックバックをもらった【集まれ!いろいろなキーボード(Hibi日記)】によると、「文字が大きめな方が良い」というニーズとは反対の考え方というのもあろうが、「ノートパソコンのキーボードと同じスタイルのデスクトップパソコン用キーボード」というのもあるそうだ(『Lenovo ThinkPlus USBトラベルキーボード ウルトラナビ付』や『USB日本語 タッチパッド付キーボード 1011PU』)。

ノートパソコンとデスクトップパソコンのキーボードのキーやキー同士の間隔は微妙に異なるので、両方を利用しているとキータッチの感覚に違和感を生じたり、タイプミスが頻発するようになる。「どちらかに統一したい!」という人、あるいは「ノートパソコンのようなシンプルでシスティマティックなキーボードでスタイリッシュに机の上をまとめたい」という人には、このようなキーボードもありかもしれない。

(最終更新:2013/09/08)

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