ニフティ、情報共用もできる投票サービス「ニフティ投票」をスタート

2007年07月05日 08:00

インターネットイメージ【ニフティ(3828)】は7月3日、ブログサービスの一環として「@nifty投票(ニフティ投票)」のβ版提供をスタートしたと発表した(【該当ページ】)。ニフティかPLEASYのIDが必要だが無料で利用できる。また、同社が運営しているブログサービス「ココログ」以外でも使用は可能(【発表リリース】)。

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ブログやサイトの読者に反応を求める「Web2.0」的な機能・コンテンツとしては、コメントやトラックバックなどがもっとも一般的だが、一方でもっと気軽に参加できる「アンケート」「投票」も高い人気がある。1クリックか2クリックで自分の意見を反映させることができるからだ。各ブログサービスでは自会員に対してアンケートフォーム・ブログパーツを提供したり、PerlなどのCGIスクリプトにも多数のアンケート形式のものが用意されている。

今回サービスを開始した「ニフティ投票」では、誰でも簡単に問う表形式を作ってブログやサイトの記事上に貼り付けることができるサービス。作成した投票形式に、読者は1クリックで回答することができ、投票結果は記事の上にビジュアル的な演出がなされた円グラフで表示される。

アンケート製作画面。選択肢の数は1つから6つまで変更可能。
アンケート製作画面。選択肢の数は1つから6つまで変更可能。
プレビュー画面。タグの発行などもここで行う。
プレビュー画面。タグの発行などもここで行う。

「ニフティ投票」では単に投票・アンケート形式を提供するだけでなく、投票の共有化も意図した仕組みとして提供されている。他人が作った投票をブログパーツとして受領し(各投票部分の「ブログに貼る」ボタンを押すと、その投票を貼るためのタグが表示される)、自分のブログやサイトに自由に貼り付けることができるため、ブログ利用者間で調査・アンケートを共有することができる。

さらにプロフィールサービス【アバウトミー】とも連携し、アバウトミーで盛り上がっている質問項目が「ニフティ投票」のトップページで公開させるなど、単に「1ブログの読者調査」の枠を超えた意識調査的なものとして「ニフティ投票」を位置づけようとしてるのが分かる。

表示できる選択肢は1つから6つまで。選択肢を1つにした場合には、単なる「同意票集計」として用いることができるだろう。デザインはカラーリングが変更できる(形などはベースのスタイルのまま)。スタイルは「ニフティ投票」であることを強調するためだろうから変更できないのは仕方ないが、サイズや色合いにはもう少し自由度が欲しいところ。横サイズがこれだけ長いとブログのサイドメニューに用いるのは難しいし、色の組み合わせも限定的で、自前のブログの基調色とマッチしないとどうしても浮いてしまう。

とはいえ、現在このサービスが「β版」であることを考えると、十分以上に使える仕組みといえるだろう。色合いのカスタマイズ化やサイズの調整機能などは今後のグレードアップの中で実現してくれるよう期待したい。

世論調査といえば家庭用ゲーム機Wiiでネット接続さえ出来れば誰でも参加できる「みんなで投票チャンネル」が頭に思い浮かぶ。「ニフティ投票」がもっと気軽に、自由度の高いサービスになり、さらにコミュニティ機能の拡充を成し遂げれば、投票フォーマット・サービスのディファクトスタンダードの座に位置することも不可能ではないかもしれない。


(最終更新:2013/08/20)

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