KDDIが基本使用料半額の「誰でも割」導入、同日中にソフトバンクも対抗策へ

2007年07月20日 06:30

モバイルイメージ【KDDI(9433)】は7月19日、au携帯電話において9月1日から「2年間の継続契約」を条件に、家族でも一人でも法人でも、利用年数に関わらず「年割」と「家族割」の基本使用料の最大割引を適用する「誰でも割」を導入すると発表した。これによりau携帯電話「CDMA 1X WIN」では月々の基本使用料が半額となる(【発表リリース】)。一方【ソフトバンクモバイル(9984)】でもこれを受けて同日中に、「新・自分割引」なるサービスを開始した。こちらも9月1日スタートで、2年間の継続利用を条件に月々の基本使用料を加入初年度から一律で割引するサービス。特殊条件下では割引率が52%と、わずかにKDDIの「誰でも割」すら追い抜くことになる(【発表リリース】)。

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KDDIの「誰でも割」の詳細は【こちらに掲載されている】が、基本的に2年単位での継続契約となる。契約廃止の申し出がない場合には「2年単位での」自動更新となることや、途中解約には契約解除料が必要なことに注意しなければならない。この注意点はソフトバンクモバイルでも同様。

KDDIの「基本料半額」をうたい文句にしたサービスの発表から1日も経たずに同様のサービスを発表しリリース内に「これは、KDDIの新サービス発表を受け、24時間以内に対抗サービスを発表するものです」と明記するなど、ソフトバンク側の対応の素早さにはあきれ返るところがあるが、それだけ対抗意識を燃やしているということなのだろう(細部について検討したのかどうか疑問視されるむきもあるが……)。ともあれ今回の新プラン導入が、両社の携帯電話の加入率にどのような影響を与えるのか、注意深く見守りたいところだ。

なお7月20日早朝の段階で、【NTTドコモ(9437)】は両社に対抗するような料金プランは発表していない。唯我独尊をつらぬくのか、単に対抗策を検討中なのか、現時点では定かではない。

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