物価の値上げで「価格据え置き数量軽減」賛成? 反対? 主婦は6割が「賛成」

2007年07月21日 12:00

時節イメージ7月21日発行のフリーペーパー「リビング」によると、昨今の物価上昇を受けて各メーカーの対策の一つである「価格は値上げしないで数量・重量を減らす」対策に対し、6割の女性が「減量に賛成」と考えていることが明らかになった。

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同誌では「ジワジワ迫る値上げ・世界の事情がわが家に」というタイトルの元に特集が組まれており、物価上昇について「原油高・バイオ燃料の需要増」「中国市場の拡大・輸出規制」の2つを原因に挙げている。具体的には前者は「原油の輸出制限と価格上昇を見込んだ買占め」「バイオ燃料の需要アップでさとうきび・とうもろこしの需要が増え、代わりに減った大豆・小麦粉・オレンジなどが生産量を減らしているため」、後者は「中国の消費量増加」「資源保護や天候不順」「オイルマネーによる買占め」というもの。

そのように「値上げの原因」が語られたあと、各メーカーの対策の一つとしてとられている「価格は値上げしないで数量を減らす」という手法(例えばスライスチーズが1枚につき1グラム減っていた、ちくわが細くなっていた、ティッシュペーパーが200組から150組に減っていたなど)をどう思うか、ウェブサイト上で6月14日から17日の間に769人のミセス(既婚女性)にたずねた。結果、59.7%の人が「賛成:値上げせずに減量が良い」と答えた。

賛成:値上げせずに減量が良い……59.7%
反対:値上げして同じ量が良い……40.3%


2択の選択肢で単純明快な設問であるため、ほぼこれがミセス(主婦)の思いであると考えてよいだろう。

賛成派の意見としては「家計の上限は決まっている、影響を小さくする、気持ち的に楽」という、実際の金額に関するものが見受けられる一方で、反対派としては「ずるい、ごまかされているみたい」など感情的なものが目立った。

価格据え置き・分量削減の中には便乗値上げ的なものもあるだろうが、ダイナミックな減らされ方をされると、「価格そのもののつり上げ」以上に物価の値上げを感じてしまう。具体例にも挙げられているが、特定店舗でのプライベートブランドのティッシュペーパーの5箱セットがどこから見ても全長が縮んでいて、良く見てみると1箱あたりの枚数が減らされているのに気が付くと「ああ、やはり値上げの影響が出ているのね」とため息混じりに日本経済の動向に思いを寄せてしまうものだ。そんなに大げさなものではないのかもしれないが。

さて、今件は主婦に対しての意見調査。そこでせっかくだからということで、先に紹介した「ニフティ投票」を利用し、この記事限定で投票を行ってみることにした。当サイトの読者の方々は「値上げしないで減量」というメーカーの対策をどのように考えているのか、ずばり賛成か反対かで答えて欲しい。詳細なデータは夏休み期間に作成予定のサイトレジュメで公開予定だが、当サイトの読者層は男女・年齢共に比較的幅広い層に及んでおり、今フリーペーパーの「ミセス」という制限以上に色々な意見を集約できるはずだ。

また、もし個別の意見がある場合には【一言掲示板】でお願いしたい(どこの記事の意見か分からなくなるので頭に「反対」「賛成」いずれかをつけてからにしていただければ幸いである)。

ちなみに当方はというと「賛成」派。予算は限られているので減量された分は工夫で何とか乗り切ろうと努力する。その方が、お金で頭を痛めるよりも物価上昇を肌身を持って、そして実害を少なめに感じることができるからだ。

それでは皆様のご意見、お待ちしています。

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