投資信託堅調続く、純資産総額が80兆円超え

2007年07月15日 12:00

株式イメージ【投資信託協会】は7月12日、6月分の投資信託概況を発表した。それによると投資信託(公募)の純資産総額は2007年5月末と比較して3兆4767億円増加して81兆9767億円になった。初の80兆円台を超え、投資信託の盛況ぶりがうかがえる(【発表ページ】)

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投資信託についてそれぞれの商品別に詳細を見てみると次のようになる。

・株式投信……67兆9119億円(2兆9188億円増、13ヶ月連続過去最高)
・公社債投信……11兆1747億円(5178億円増)
・MMF……2兆8900億円(401億円増)


「預貯金の利回りでは心もとない。金融商品には興味があるけど、株式投資は難しそう」という考えから預貯金と株式投資の中間的な発想から投資信託を選択し、購入する人が増えている。郵便局など身近な場所で購入できるようになったのもチャレンジするきっかけを与えてくれているし、毎月分配型商品のように「毎月お給料感覚で利子のようなもの(※利子ではないことに注意)が振り込まれる」ものが相次いで登場しお客のニーズに応えているのも、人気の一端といえるだろう。

市場そのものへの影響の点でも、投信の資産が増えることは間接的に市場に投入される資金が増えるわけだから(例えば株式投信は運営会社が株式を市場で売買して運用する)、市場活性化にはプラスとなる。その一方、不特定多数の株主の考えが反映されるはずの市場が、特定少数の運用会社の思惑で左右される(割合が増える)ことになるのは、問題があるのでは、という考え方もある。

どちらにしても、今後ますます投資信託への人気は高まり、資産額も増えるだろう。株価が堅調なうちは運用成績も良いので、好循環が繰り返される可能性が高い。一方で、何かをきっかけとして株価が軟調になれば、投信の運用実績も低調なものになり、これまでのような人気を得続けるとは考えにくい。投資信託は現物株式への投資よりもお手軽な金融商品には違いないが、リスクゼロ、つまり必ず儲けるものではなく、それなりに資産価値が減少する可能性があることを十分に認知しておかねばならないだろう。

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