経済産業省が省エネのため白熱灯を規制へ

2007年06月21日 08:00

電球形蛍光灯イメージ【共同通信】が伝えるところによると【経済産業省】は6月20日、省エネ対策の一環としてエネルギー消費の大きい白熱灯から、省エネ型の電球形蛍光灯への差し替えをうながすため、両電球・灯に対して共通の省エネ基準を設け、製造メーカーに達成を義務付ける方針を固めた。家庭や企業における二酸化炭素排出量削減政策の一環だという。経済産業省公式ページでは正式発表はまだ見当たらない。

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電球形蛍光灯は、白熱灯より省エネ効果が期待できる蛍光灯を電球のように丸め、白熱灯電球のように用いることができるもの。単価は白熱灯電球より高く、トイレの照明のように点灯・消灯を繰り替えす場所に使うと寿命が低下しやすい、点けた直後は明るさが暗めなどのデメリットがあるが、消費電力を約1/2~1/4に抑えられる、発熱量が少ないなどのメリットがある。

元記事によると今回設定される基準は「最も効率のよい蛍光灯」にあわせて設定される。よって消費電力が大きい白熱灯で基準を達成することは困難となり、事実上の使用規制につながる。今規制については単なる努力目標ではなく、「基準に達していない製品を販売し続ける企業は社名が公表されるほか、いつまでも改善がみられない場合には罰金も科される」などの厳しい措置が採られるという。

白熱灯には白熱灯のメリット、場所によるニーズがあり、企業側でも製品全体の平均値で目標達成ができればよいため、白熱灯が完全に市場から姿を消すことはない。ただ、元記事にもあるように、シェアは現状から大きく減することは容易に想定できる。

初期投資は多少高くなるものの、消費電力の節約、つまり電気代の節約にもなる電球形蛍光灯の導入。一般家庭でも容易にできる省エネ対策であり、積極的に行いたいものだ。

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