「二酸化炭素をダイエットしろ」より「家計を助けてついでに二酸化炭素も減らそう」・チェックリストを東電サイトで

2007年06月12日 12:30

時節イメージ先日【地球環境もメタボ対策!? 政府が1人1日1キロ「二酸化炭素ダイエット」を提唱】で、「地球環境保全のために一人一人が一日一キロの二酸化炭素削減に努めよう」という話をお伝えした。その中で「二酸化炭素をどうやれば減らせるのか具体的な手法が分かりにくいし、二酸化炭素の削減は生活と結びつきにくいので、むしろ家計も助けるという流れに誘導した方が分かりやすい」とコメントしたのだが、それが実践できそうなコーナーを東京電力の関連ページに見つけることができた。

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このサイト「暮らしのCO2ダイエット」ではさまざまな観点から二酸化炭素(CO2)を減らす仕組みを伝えている。投資専門月刊誌ZAiでも連載をしていた節約アドバイザーの丸山晴美氏のコラムなどもあり、色々と興味深いものがあるが、今回チェックしたいのはこの中の【エコスタイルプランニング】。タイトルには「CO2削減量と節約金額で省エネシュミレーション。」とあり、そのままズバリなタイトル。


チェックリスト。各項目を実行するとどれだけの二酸化炭素が減らせ経費が削れるのかが分かる。

「エコスタイルプランニング」を開くと、台所・リビング・水周り・自動車などの日常生活の各状況で、「どうすれば二酸化炭素を減らし、家計をも節約できるのか」の具体的アドバイスと、その項目を取り組んでいるかどうかのチェック欄が並んでいる。

各項目にチェックを入れて一番下の「計算してみる」を押せば、現状でどれだけの二酸化炭素を減らし、支出を節約しているかが分かる。例えば「ご飯は電気炊飯器で長時間保温せず、1膳ずつに分けて冷凍保存し、食べるときに電子レンジで温め直す」を行えば年間で49キロの二酸化炭素が減らせ、2780円の節約になるという。


チェック結果。ビジュアルや比較対照例が色々提示され、分かりやすい。

計算結果画面では、自分のチェック項目で一年間にどれだけの二酸化炭素を減らせ、家計を節約できるかがわかる。さらにその行為で樹木が光合成で吸収している二酸化炭素の何本分に相当するのかがビジュアルで見て取れる。他にも色々と対象比較する数字が列挙され、分かりやすい。

あくまでも参考事例で個別差が大きいため、具体的にこれらの項目を実践してもその額が丸々家計にすぐさま反映されるとは限らない。とはいえ、「これを実施すれば二酸化炭素が●キロ減らせます」という話よりは「○円節約できます」と説明された方が分かりやすく、やる気も出るというもの。

今までの生活の中でやってきたことを少しだけ変えるだけで、ちょっぴりエコで節約できるヒントが色々と隠されているかもしれない。まずはチェックリストで自分の生活を振り返り、できそうなことから始めてみてはいかがだろうか。

(最終更新:2013/08/20)

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