ゲームソフトランキング更新・新作ばかりが勢ぞろい

2007年06月10日 19:30

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した2007年5月28日~6月3日の週間ソフト・ハードセルスルーランキングによれば、今週計測週のトップには任天堂の「脳力トレーニング」的な新作ゲーム『見る力を実践で鍛える DS眼力(メヂカラ)トレーニング』がついた。視力以外の眼の能力、すなわち「めぢから」こと「眼力」を鍛えていくというゲーム。一見「?」マークが頭に浮かぶが、「動体視力」「瞬間視」「眼球運動」「周辺視野」などの具体的な能力名を挙げれば「なるほど」と納得することだろう。発想的には非常に面白いのだが、DSの小さな画面でこれらの能力が鍛えられるのかどうかとなると難しいものがあるかもしれない。むしろWii向きのゲームのような気もするが、どうだろう。

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第二位には人気のゾンビゲームのWii版『バイオハザード4 Wii edition』が。従来の『バイオ4』から、Wiiリモコンを用いた新しい操作方法やプレイヤーの背後から映画のカメラワークのように追従する「ビハインドカメラ」を採用するなど、仕様の大幅な刷新を図っている。ストーリーそのものに変化はないので他機種で『4』をプレイしている人には「先の展開」が分かるため少々プレイしにくいかもしれないが、Wiiでみんなと騒ぎ、ドキドキしつつ「バイオ」な時間をすごすには良いタイトルかもしれない。Wiiリモコンの『バイオ』での使い方にはまだ賛否両論があるようなので、次回作ではさらに選択肢を増やすなどフレキシブルな活用法を採用してほしいものだ。

第三位にはこちらも新作の『燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2』が。応援をすれば何でも解決できるという妙なノリのもと、困っている人を応援しまくる応援団のストーリーが展開される、タッチペンを用いたリズムアクションゲーム。再び上位にランクインしたということは、再販分が流通に出回りはじめたのだろうか。

第四位はこれまた新作の『ギルティギア イグゼクス アクセントコア』が。アーケードゲームで人気の2D格闘対戦ゲームを移植したもの。さまざまなモードを収録している。……のだが、パッケージ上で「完全移植」と銘打っておきながらその実はそうでなく、発売後にリリースを出してその事実を発表したり、メーカーの公式サイトでの告知はないものの多数の不具合(中でもメモリーカードのデータ破損の可能性)が報告されている。詳しくはファンサイトやゲーム関連のコミュニティ掲示板、または上記リンク先のアマゾンでのユーザーコメントを参照してほしい。それ以上のコメントはここではナシ。

今週は先週同様に新作が上位を占め、本数そのものがやや小粒という状況も変わらない。先週予想した通り、初版を売り切ったと思われる『結界師』『真・らき☆すた』は今週はその姿を10位どころか20位以内にも見つけることができなかった。恐らく来週以降に今週の『燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2』のように、再び上位に姿を現すものと思われる。

また、今回上位に入ったタイトルの一部に、非常にナニな出来栄えのものがあったのは残念でならない。毎週数十本のタイトルが発売されることが常の昨今、確率論的にこのような状況が起きうるのは仕方のないことではあるが、それにしてもプラットフォームメーカーサイドのチェック機能はどうなっているのかと疑いたくなるようなレポートが相次いでいるのには、頭を抱える次第である。タイトル自身はもちろん、シリーズ、メーカー、そしてそのプラットフォーム全体への不信感につながらなければよいのだが。

(最終更新:2013/08/17)

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