値下げ幅は最大で約22％、平均でも約12％。リリースでは今回の値下げで「地域のお客様が、より便利に、よりお買い求めやすい価格で」店舗を利用できるようになる、としている。また同社ではこの値下げに先立ち、6月11日から24日までの二週間、「生活応援セール」と称して調味料6品目・生活雑貨10品目・ソフトドリンク7品目について値下げを実施する。この期間限定セールは今後も実施する予定だという。

リリースに挙げられている値下げ商品やその価格を見てみると、二週間限定の方が価格の下げ率が大きく、お買い得となっているのが分かる。また、先日原材料の高騰で卸価格を引き上げた【キユーピー(2809)】のマヨネーズも多少だが値下げされており、同社の商品がお気に入りの人には嬉しい価格設定となっている。

コンビニは元々その名前の通り「いつでも開いていて便利」が存在理由・価値であって、価格は定価、またはそれに近いというのが常だった。しかしスーパーの開店時間の延長や100円・廉価商品ショップの台頭で、コンビニの魅力も薄れ、コンビニ側でも商品の値下げを余儀なくされる状況にある。

今回のサークルK/サンクスも、そのような小売業界の現状を踏まえた上での値下げとなるのだろう。果たして今回の値下げが、値下げによる収益減少をまかなえるほどの集客効果があるのか、今後の展開を注意深く見守りたいところだ。