キャンデーの三星食品(2227)、イギリスの菓子メーカーのTOBに賛同・完全子会社化へ

2007年06月19日 08:00

株式イメージキャンディーなどを製造販売する【三星食品(2227)】は6月18日、イギリスの菓子メーカー大手【キャドバリー・シュウエップス】から申し出を受けた株式公開買いつけについて、賛同の意を表することを取締役会で決議したと発表した(【発表リリース、PDF】)。なお今TOBでは全株式の買いつけと三星食品の完全子会社化・上場廃止を前提としている。また、筆頭株主・大手株主合わせて44.06%の株主からは買い付けについて同意しているとの連絡を受けているという。買いつけ価格は2750円。15日の終値に対し68.7%のプレミアがついている。

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キャドバリー・シュウエップスなどのキャドバリーグループは「クロレッツ」などの商品において日本国内でも大きなシェアを持つ会社。今回三星食品を完全子会社化することにより、三星の専門分野である「あめ」分野を強化、シェアの拡大を狙うとのこと。あめ市場は日本国内においてはガム市場の1.5倍あるとされ、キャドバリーグループでも大きな成果を望めると見込んでいる。

三星食品は2004年9月に上場を果たしてから一時株価は3000円以上をつけていたものの新興市場の低迷と共に下落。最近では1600円台にまで落ち込んでいた。株価の急落で利回りもそれなりに良くなり、年二回の優待(あめ)もあわせ、優待好きには注目されていた銘柄なだけに、今回のTOBには驚いた人も多いだろう。

なお今回のTOB賛同にあわせ同社では期末配当の無配化と優待制度の廃止も発表している。

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