『アイドルマスター』のアイテムダウンロード売り上げ1億円突破

2007年06月15日 06:30

ゲームイメージ【バンダイナムコ(7832)】が同社業務用ゲームを元に移植したXbox360用アイドル育成シミュレーションゲーム『アイドルマスター』において、ダウンロード販売が行われているアイテムの売り上げが1億円を突破したことが明らかになった。

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『アイドルマスター』はプレイヤーがプロデューサーの立場からアイドル達を一人前に育て上げていくシミュレーションゲーム。個性豊かなアイドルたちとのやりとりを楽しんだり、アイドルの仕事振りを3Dビジュアルで堪能することができる。Xbox360では有料のポイントを消費することで、逐次ラインアップが増えていくアイテムをダウンロードして購入、担当アイドルに着せてビジュアルの変化を確認し悦に入ることが可能となっている。

今回の「売り上げ1億円突破」については6月13日に行われたXbox360用の新作ゲーム『トラスティベル ~ショパンの夢~』の完成記念パーティーにおいて明らかにされたもの。【GAME Watchの取材レポート】によれば、バンダイナムコゲームス代表取締役副社長の鵜之澤伸氏の発言として、

「『アイドルマスター』が、ジワジワといい感じで。リピートもきてますし。アイテム(のダウンロード)販売が凄い。第6号まで出たのかな? 売上が1億円を超えたと。凄いよね! 売れるのは、お約束っぽいんですけど、制服、体操着(会場爆笑)、新しいビジネスモデルですよね」


というものがあり、これによって明らかにされた。正式なIR部局などからのプレスリリースでは今のところ確認されていない。

「通向けなアイドル着せ替えゲーム」としてXbox360そのものを牽引していると表現されるほどの注目を集めている『アイマス』こと『アイドルマスター』。ダウンロードアイテムに人気が集まっていて、それがゲームそのものの牽引力となっているのはちまたの話を聞く限り確かなようではあるが、ダウンロードアイテムだけで1億円以上もの売り上げをあげるとは驚異的な話である。

最近ではXbox360用のタイトルとして自分の車のビジュアルを自由に変えられ、そのデータをオークション形式で売買できる『フォルツァ モータースポーツ 2』において、同様の「ネットワーク機能を用いたゲームの盛り上がり」が起きている(【参考:デジモノに埋もれる日々】)。

コアなゲーマーの「ノリ」とその「ノリ」をライトユーザーにまで落としこめる「仕組み」をネットワーク上で形成し、ゲームに盛り込み、ゲームそのものの魅力を倍増する。『アイドルマスター』『フォルツァ モータースポーツ 2』はこの「ネットゲームがウケるポイント」をうまくつかんだ作品だったといえるだろう。

今後もXbox360用はもちろん、他メディアにおいても、この「ツボ」を反映させたゲームを世に送り出してほしいものだ。


(最終更新:2013/09/08)

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