トップページにはYahoo!が60.5%……Yahoo!の独走性、あらためて証明

2007年05月31日 08:00

インターネットイメージ【日経リサーチ データシグナル】は5月30日、パソコンのトップページに設定しているサイトについての調査結果を発表した。それによると「Yahoo!」と答えた人が60.5%と6割以上を占め、第二位の「Google」8.8%以下を抑えて圧倒的にトップに立っていることが明らかになった(【発表ページ】)。

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今調査は2007年3月15日から20日の間、16歳から69歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は5312人。

インターネットを閲覧するために利用するブラウザー(インターネットエクスプローラーやFireFoxなど)において、立ち上げた時に最初に表示されるページ「トップページ」をどこに設定しているかという問いには、60.5%の人が「Yahoo!」と答え、圧倒的な強さを見せ付けている。

トップページはどこか。
トップページはどこか。

今調査は対象を「パソコン」と限定しているが、仮にWiiなどを加えたとしても似たような結果が出るものと思われる。さらに「Yahoo!」については、10代から20代の女性陣からの支持率が高く、この層では71.3%に選ばれているとのこと。

その「Yahoo!」の選択理由としては

・検索が使いやすい……54.9%
・単に使い慣れているから……48.6%
・利用する機能が多い……22.0%


などが挙げられたとのこと。

一方、「一か月以内に利用したことのあるサイト」(複数回答)では、Yahoo!の絶対優位性は揺るがなかったものの、他のサイトも積極的に利用されていることがわかる。

過去一か月間に利用したサイト。
過去一か月間に利用したサイト。

また、それぞれのサイトをどのような目的で利用したかについてと合わせると、Yahoo!やGoogleは検索、特にGoogleは地図、MSNやgooはニュース系、楽天はショッピングやオークションなどに特異性があるのが分かる。検索をメインとしながらも、ユーザーがそれぞれのサイトの得意な部分をうまく使い分けているのが分かる。


今レポートでは他にも「Googleは男性利用者が多い」「楽天は女性30代の利用率が多い」など、興味深いデータも紹介されている。当サイトでも月次報告において何度か言及しているが、日本では「初心者はYahoo!、中級者以上はGoogleを用いる」傾向が強い。海外ではGoogleのシェアが伸びてYahoo!と競っているが、日本ではまだまだ初心者を中心にYahoo!の絶対優位性は揺るがないようだ。

今後、Wiiなどによるデジタル家電で家庭用テレビから気軽にインターネットへのアクセスができるようになった時、スタートサイト・トップページとしてYahoo!はさらにシェアを高めていくものと思われる。新規インターネット利用者が当然のことながら初心者であることを考えると、これもある意味当然といえるだろう。

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