ブログやSNS、個人の掲示板など、コミュニティ拠点分散化の傾向が明らかに

2007年05月31日 12:30

インターネットイメージ【Japan.Internet.com】が5月28日に発表した「企業ブログ」に関する調査結果によると、「ユーザーが見たことがある掲示板」の種類としてトップにたったのは「個人がホームページで運営している掲示板」となり、去年の同様の調査ではトップだった「2ちゃんねるなどの大規模掲示板サイト」と順位を入れ替える結果となった。また得票的にも「ヤフーなどのポータルサイトが運営する掲示板」と「大規模掲示板サイト」が同数となり、掲示板の認知度、勢力図に多少の変化があらわれてきた兆しが感じられる。

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今調査は20代から60代の男女330人に対して行われたもので、集計数が少なめのため、結果には多分のぶれがあることを承知の上内容を確認する必要がある。

さて、ネット上の掲示板を見たことがある人は83.6%。その中で、見たことのある掲示板を複数回答で訪ねたところ、「個人がホームページ上で運営している掲示板」が他を押さえトップに立った。

見たことのある掲示板の種類(複数回答)
見たことのある掲示板の種類(複数回答)

次いで「ヤフーなどのポータルサイトの掲示板」「2ちゃんねるなどの大規模な掲示板サイト」「価格.comなどの口コミ掲示板」と続いている。【前回(昨年10月)調査結果】と比べると上位の順位が入れ替わったあたりから、元記事のタイトルをはじめ一部では「2ちゃんねるの影響力が低下した」などの意見も見受けられるが、得票絶対数が上位四位まではほとんど差がなく、データの抽出母数も多くないことから、少なくとも第四位くらいまでは「誤差の範囲」と思われる。この母数で、このレベルの差で順位を云々するには、あと数回時期を経た調査が必要だと思われる(もちろん「2ちゃんねるの人気が停滞?」というようなタイトルの方が、多くの人の目は引くのだろうが)。

むしろ今回と前回の調査で、「個人運営掲示板」「大規模掲示板」「ポータルサイトの掲示板」「口コミ掲示板」はいずれも多くの人に閲覧され、影響力を持つ掲示板(の集合体)であることが裏付けられたと見た方が良いだろう。

また、「大規模掲示板」としてはやはり「2ちゃんねる」「まちBBS」が二大勢力であることも変わりはない(元記事別データから)。この状態は新しい掲示板が登場するか、あるいはネット上の流行に変化が生じるまでは続くことだろう。

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