福岡県が防犯意識啓発ウェブゲーム「まもるくん防犯シミュレーション」を公開

2007年05月23日 06:30

「まもるくん防犯シミュレーション」イメージ福岡県は5月18日、小学生の防犯意識を高めるため、「福岡県の安全・安心まちづくり」サイトの中で防犯学習コンテンツとして【まもるくん 防犯シミュレーション】を公開した。イメージキャラクターの制作にはゲームメーカーの【サイバーコネクトツー】があたっている(【サイバーコネクトツー内紹介ページ】)。

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福岡県では災害時の情報などを携帯メールなどに通達する【防災メール・まもるくん】をはじめ、防災関係の行政サービスに親近感を覚えてもらうため、サイバーコネクトツー作成のキャラクタをイメージキャラクターとし、さまざまな場所で利用している。今回公開されたウェブゲーム「防犯シミュレーション」でも、「まもるくん」の世界観で用意された多数のキャラクタが登場する。

「まもるくん」メニュー画面。男の子向けと女の子向け、それぞれ2編ずつが用意されている。
「まもるくん」メニュー画面。男の子向けと女の子向け、それぞれ2編ずつが用意されている。
ゲームの進行はこのような形。親しみやすいビジュアルで、二択式の選択をすることで、正しい防犯知識を学ぶことができる。
ゲームの進行はこのような形。親しみやすいビジュアルで、二択式の選択をすることで、正しい防犯知識を学ぶことができる。

ゲームは簡単な二択式の質問に答えていくというもの。男の子向けと女の子向け、それぞれ下校・公園編が用意され、シチュエーションにあった質問が行われる。正しい選択をして最後までいくと、壁紙がもらえるという「ごほうび」も用意されている。

行政機関提供のウェブゲームでよくみかける、正直頭に「?」を浮かべざるを得ないようなありきたりなキャラクタの壁紙ならともかく、この「まもるくん」のようなしっかりとしたタッチの絵の壁紙なら、ほしいというモチベーションも高くなることだろう。

ゲームそのものはシンプル極まりないが、親しみやすさという点では非常に高い評価が出来る。福岡県だけでなく、他の県の人もぜひ一度遊んで(子どもに遊ばさせて)ほしいものだ。


余談になるかもしれないが、「防災メール・まもるくん」などに登場する「まもるくん」の世界観はそれ単独のものではない。サイバーコネクトツーが生み出した他のゲームのキャラクタと同じ世界観で生きているという設定で彼らは創りだされている。

具体的には【リトルテイルブロンクス構想】で説明されているが、「犬の警察官が悪いやつらをこらしめる」という設定の、かつて話題を呼んだ【バンダイナムコゲームス(7832)】発の人気アクションゲーム『テイルコンチェルト』と同じ世界の中で「まもるくん」たちは生活していることになる(残念ながら「まもるくん」の中に『ティルコンチェルト』のキャラクタなどが登場することはない)。

どこかで見たようなキャラクタデザイン、世界観だと思った人も多いだろうが、実は同じ世界でのお話、という設定だったわけである。同ゲームはプレイステーション版が発売された後、残念ながら現行世代機種への移植は行われていない。今回の「まもるくん」を見るに及び、懐かしさを覚えた人も多いことだろう。

(C)CyberConnect2 Co.,Ltd


(最終更新:2013/09/08)

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