【更新】5000円でタコゲットのチャンスは5回!「タコ箱」漁オーナーに応募殺到

2007年05月10日 08:00

タコ箱漁イメージ[読売新聞]が報じたところによると、北海道で行われている「タコ箱漁」のアピールのために行われた【タコ箱漁オーナーキャンペーン】に応募が殺到し、大きな話題を呼んでいる。1箱5000円で50口応募したところ、わずか2日間で4000件もの応募が全国から殺到し、急遽100口に倍増したという。応募は5月27日の10時まで、郵送・ファックス・インターネットの公式サイト上で行われている。

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タコ箱漁イメージ「タコ箱漁」とは、暗いすき間にもぐり込むタコの習性を利用し、穴あきの箱の中にタコが入るのを期待し、箱を海中に沈めて(エサを使わずに)北海道留萌名産のミズダコを採るというもの。世間一般には「たこつぼ漁」が頭にイメージされるが、ここでは「箱」が用いられる。

今回募集されている「タコ箱漁オーナー」における漁では、6月4日から7月末までの二か月間、プロの猟師がベストの場所とタイミングを計って投入設置、期間中合計で5回引き上げられる。ただしタコが入っている確率はプロによる投入・引き上げでも5~20%。つまり権利期間において1回タコが入っていれば「ラッキー」(原文ママ)とのこと。つまり「期間限定のタコ箱漁の箱オーナー権を購入」することになるのであって、タコそのものを買うのではないことに注意。

タコはオーナーの箱ごとに管理。漁獲情報は逐次公式サイトで配信される。もし自分が「購入」したタコ箱にタコが入っていれば、鮮度と味をキープするために発送日に生きたまま浜茹でされたのち、送り届けられる。なお公式サイトの表記によれば「発送日まで待てない! 生だこが欲しいという人は、引き取りに来ても良い」とのこと。また、万が一5回の投入でタコが2杯も3杯も入っていたという強運のオーナーには、タコ以外に甘エビやホタテなどと交換できる特典も用意されている。

もし「ボウズ」こと5回の投入で一度もタコが入っていない場合でも、海産物や水産加工品を残念賞として提供する。いわく「運によるところも多い漁法ですので、落胆されぬようお願いいたします」。ただ、2.5キロ以下の小ダコが入っていた場合には資源保護のため海中に戻す必要があるということだ。また、「タコ箱漁」の箱オーナーになった人には、オーナーの証として「タコ箱漁オーナー証」を発行するとのこと。

北海道留萌支庁水産課というお役所が主催するイベント・キャンペーンにしては、随分と粋な内容といえ、価格の手ごろさや奇抜さ、面白さの要素も多い。似たような話で時々話題に登る「森の木」と比べれば手身近で気軽に挑戦できる内容。また、「月の土地」などと比較すればリアリティのある話といえる(タコは「火星人」だから月の土地よりも云々と言わないように(笑))。

現在でもすでに競争倍率は単純計算で40倍。当選した時点で相当な幸運の持ち主ということになるが、タコが好きな人や運試しをしたい人、こういった「夢を買う話」に興味のある人は挑戦してみてはいかがだろうか(料金は当選「してから」支払うシステムなのでご安心を)。

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