サンライズ・テクノロジー(4830)、上場廃止へ

2007年05月25日 06:30

株式イメージ【大阪証券取引所(8697)】は5月24日、ヘラクレス銘柄の「サンテク」こと【サンライズ・テクノロジー(4830)】に対し5月25日から整理ポストに割り当て6月25日に上場廃止とすることを発表した(【発表リリース】)。

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リリースによるとサンテクでは2005年12月に訂正有価証券報告書を提出したが、その内容が虚偽記載にあたると判断し、監理ポストに移行。その後も資金決済問題で開示情報と異なる状況に陥った際に適切な情報開示をしなかったなど、複数の上場廃止規定に抵触するとしている。

サンテクは2001年2月に上場以降、業績不振と隣り合わせで綱渡り的な状況が続いており、一部経済誌で揶揄された「1株1円の大増資」「1対1000の株式併合にも関わらず株価は急落」など、さまざな伝説を市場に残している。

また、今回の上場廃止通達の直前に相当する5月22日には【当社の現状に関するお知らせ】と称し「監理ポストに割り当てられてから今までずっとがんばってきたよ、だから大丈夫だよ、早く監理ポストから外されるよう努力を今後も続けるよ」的な声明を出している。その直後の上場廃止なだけに、関係各員には複雑な想いが去来したに違いない。

それにしても昨日の今日で新興市場銘柄の上場廃止決定処分が続くとなると、今日はもしかして……と思うのは当方だけだろうか。


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【サンライズ・テクノロジー(4830)の自転車株主優待、現在のところ継続の是非は未定】


(最終更新:2013/08/21)

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