ケータイオークション経験者は38.2%、落札目的がメイン

2007年05月11日 06:30

モバイルイメージ【モバイルマーケティングデータ研究所(アップデイト内設置)】は5月10日、携帯電話におけるオークションの利用状況に関する調査結果を発表した(【発表リリース】)。それによると、携帯電話を使ったオークションの経験者は4割近くに及び、その多くが出品ではなく落札目的で利用していることが明らかになった。

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今調査は4月20日から23日までの間に行われ、6998人からの有効回答を元に集計されたもの。それによると「ネットオークションの利用経験の有無」について、「携帯電話でのみ」が21.8%、「携帯とパソコン両方で」が16.4%、「パソコンでのみ」が14.2%、「利用したことがない」が47.6%となった。

オークションの普及度が約半数というのは微妙な数字だが、それはさておくとしても「パソコンのみで利用している」人の割合以上に「携帯のみで利用」を大きく上回っていることや、「携帯電話のみ」と「携帯・パソコン両方で」を足した「携帯電話でオークションをしている人が38.2%に及ぶ」のは(同調査がそもそも論として携帯電話からのアンケート結果によるものということを差し引いても)驚くべき値ではある。

携帯オークションのみの
利用率は38.2%。
買い物のように入札を活用し、
時計やアクセサリーを
安く買い求める人が多い

また、入札と落札について、携帯電話でのみオークションを利用している1522人に尋ねたところ「入札(落札)のみしている」が59.7%、「入札・出品両方」が35.3%、「商品閲覧のみ」が3.7%、「出品のみ」が1.3%となった。入札(落札)者が95.0%を数えるなど「携帯電話によるオークション利用者は主に落札を目的に使用している」ことが分かった。

他にも同調査では「オークションの人気商品はアクセサリーや時計」「入札頻度は半年に数回」「平均落札価格は1000円から5000円程度」「安く買えるのが魅力」など、携帯電話におけるオークションの利用状況について非常に興味深いデータがいくつも明らかになっている。

今調査をざっとまとめると、携帯電話のオークション利用に関する傾向としては「女性が普通の通販と同じように、ちょっといつもとは違う商品を安く買い物をするために利用している」ということになる。データの取得元がパソコンや口頭ではなく携帯電話上から、ということもあるかもしれないが、それでも「パソコンなどの代替品やサブとしてではなく、携帯電話をメインの情報端末としてフル活用している人が多い」傾向があらためて浮き彫りにされた形だ。

また、オークションの出品者サイドとしては、「特に女性向け商品は携帯電話上から閲覧される可能性がある」ことを考慮して写真や関連情報の提供を考えるべきかもしれない。

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