トヨタ自動車が日本企業初の営業利益2兆円超えの2兆2386億8300万円に

2007年05月10日 08:00

株式イメージ[トヨタ自動車(7203)]は5月9日、2007年度(2006年4月1日から2007年3月31日)の連結決算を発表し、その中で本業の儲けを示す営業利益が前年と比較して19.2%多い2兆2386億8300万円と6年連続で過去最高を記録、さらに日本企業としては初の「営業利益2兆円超」を達成した(【発表リリース、PDF】)。

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発表によると2007年度の売上高は23兆9480億9100万円、営業利益は2兆2386億8300万円、純利益は1兆6440億3200万円といずれも前年比10%以上の伸び。純利益に限っても1兆円超えは4年連続になる。

世界全体で石油燃料が高騰し、燃費の良い日本車、特に小型自動車やハイブリッド車が好調な売行きをしめしたこと、円安により為替利益が3000億円近く発生したことも利益をかさ上げした。日本国内では市場の縮小などで販売台数が9万台ほど減り227万台となったものの、アメリカやヨーロッパでは58万台と大きな伸びを示し416万台に達した。

自動車の年間販売台数でも現在世界トップのGMを超えることはほぼ確実視されており、名実共に「自動車のトヨタ、世界のトヨタ」への道を歩みつつある。

なお同日に2008年度の業績予想も出しているが、これによると2007年度比で売上高は4.4%増の25兆円、営業利益は0.5%増の2兆2500億円、純利益は0.4%増の1兆6500億円と見ている。成長率がかなり鈍化しているが、これは研究開発費や設備投資が高水準であることと、為替想定レートが円高に設定されていることによるものと説明している。

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