「お尻に火がつく」わけではないが……・TOTO、温水洗浄便座便器の一部で発煙や発火事故発生と発表

2007年04月17日 08:00

TOTOイメージ【TOTO(5332)】は4月16日、同社が発売していた温水洗浄便座一体形便器(プラステック製タンク)(俗に言う「ウォッシュレット」)の一部商品において、製品内部の接続部で接触不良が発生し、製品の一部から発煙や発火にいたる事故が発生したと発表した。事故は29件報告されており、TOTO側では該当する18万台あまりについて無料で点検・修理を行う(【発表リリース】)。

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リリースによるとこの温水洗浄トイレでは、コントローラー基板上の接触部分のメッキの密着が悪く、使っているうちにメッキがはがれて発熱、内部から火が出たり高熱でカバーが溶ける症状が発生しうることが判明。これまでに発火事故が3件、発煙事例が26件報告されている。幸いにも今のところけが人は出ていない。

該当する温水洗浄便座一体形便器
該当する温水洗浄便座一体形便器

TOTO側では使用者がやけどを負う可能性があるとして、無料で点検・修理を行うとしている。対象となる製品は1999年3月から2001年12月までに製造した一部製品で、該当するものについてはリリース上に製品・製造番号が記載されている。もし心当たりがあるものを使っていたら、まずは製品・製造番号を確かめてみよう。

それにしても、便座から火が出るという話だけに、早めに発表、修理の対処が行われて何より。実際に利用者が痛い目にあったり、火事になったりでもしたら、言葉どおりTOTOにとっては「お尻に火がついて」しまうのだから。

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