安値が続く新興市場、マザーズ・ジャスダック・ヘラクレス株価指数は下落止まらず

2007年04月24日 08:00

株式イメージ東証マザーズ、ジャスダック、ヘラクレスという、俗にいう「新興市場三兄弟」の下げが止まらない。個人・機関共に投資家による買い控えが進み、買い手が居なければ株価が下がり、株価が下がれば売り込まれるという株価下落スパイラル状態。4月23日の終値ベースでマザーズ指数は前営業日比で3.30%も下落して904.60となり、最安値を更新している。

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また、ジャスダック指数も低迷を続け、こちらは5営業日連続で下げ、78.50まで落ち込んでいる。日経平均株価がそれなりの水準を維持しているのに、新興市場三兄弟が低迷を続けているのは、いくつかの原因がある。大きく挙げると次の通り。

・ライブドア(+マネックス)ショックで新興市場中心の投資家の資金が奪われたまま
・新興市場銘柄の業績不振が目立つため、買いをひかえている投資家が多い
・相次ぐ不祥事や投資家をないがしろにする行為のため、新興市場への関心が薄れている


先日発売された「週刊ダイヤモンド」の特集タイトルもそのままズバリ「新興市場に気をつけろ!」と、アジテーション120%なタイトルが踊っている。内容を読んでみても新興市場の銘柄の中に、いかに「株主軽視」「法令順守軽視」「道徳軽視」が多いか、リスクが高いかをとくとくと語っていて、頭の痛くなる思いだ(もちろん最後には「それでもお買い得な厳選銘柄」みたいなコーナーもあるが、そのリスト中にもナニな銘柄が多数含まれているのは一種の「オチ」なのだろうか)。

ジャスダック指数の変遷
ジャスダック指数の変遷
マザーズ指数の変遷
マザーズ指数の変遷
ヘラクレス指数の変遷
ヘラクレス指数の変遷

ジャスダック指数はここ3年ほどの間、マザーズ指数にいたっては史上最安値を更新している。それだけ、各市場を構成している銘柄の株価が下がっている証拠に他ならない。

かつてジャスダックからはあの【ソニー(6758)】【ホンダ(7267)】【吉野家(9861)】などが輩出され、夢と希望に満ちあふれた企業ばかりがひしめき合っていた。今でも新興市場三兄弟には「未来のソニー、ホンダ」となる可能性を秘めた銘柄がいくつも潜んでいるのには違いないが、それ以上に「株主軽視」「上場ゴール」「株券発行企業」的な、市場をナメた企業が多いのが現状。

株価は売り買いの相対で決定される、需要と供給の結果導き出されるもの。買い手が少なくなれば株価は下落するのは自然の道理。新興市場三兄弟の指数が低迷したまま下落を続け、上昇を見せない現実を見据えた上で、上記にある理由を思い返し、各企業は襟を正すべきだろう。

一度失われた信頼は取り戻すには何倍もの時間と労力を必要とする。市場が「安心して買えるな」と判断し、指数が持ち直すようになるまで、どれくらいかかるのか。それとも下落したままこの水準が維持されるのか。該当する企業一社一社の姿勢次第である。

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