矢野経済研究所が上場を模索へ

2007年04月23日 06:30

株式イメージ経済や市場の調査分析だけでなく、企画や制作も行うコンサル会社【矢野経済研究所】が近々上場することを模索していることが明らかになった。同社の【中途採用者募集ページ】にて、「株式公開準備担当」を募集していることから判明した。

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矢野経済研究所は独立系の研究機関で、創業は1958年。現在では資本金2億円、日本各地だけでなく、ソウルや上海にも支社を置いている。特に経済の動向に関するリサーチ結果には定評がある。

採用者募集ページには、「株式公開準備担当(正社員)」と明記されており、仕事内容について

・近い将来のIPOに向けて、体制強化を背景に監査法人/主幹事証券等金融機関との各種折衝、調整、公開関連準備業務の統括など公開関連業務全般をお任せします。
・各種規程の整備等社内の体制強化なども各部門と連携しながら進めて頂きます。
・株式公開準備室(社長室)のマネージャー候補として、社長・管理本部長直轄の業務となります。
・将来的には、そのまま経営企画(IR)部門や管理部門の経営幹部、または現業部門(コンサルティング部門)の経営幹部としてのキャリアアップも可能です。


としており、「株式公開に携わり、上場させた経験のある」かつ「大卒以上で28歳から35歳くらいまで」というかなり厳しい制限を設けている。

同業他社としては【船井総合研究所(9757)】【野村総合研究所(4307)】などが名を知られている。矢野総研の研究レポートは独特な感性のもとに作られたものが多く、参考にしている企業も多い。これから専任スタッフを集めて上場の準備に入るとなると、実際の上場までには数年かかると思われるが、その時が楽しみといえよう。


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