「外国人には理解できないだろう」と思う日本の文化・風習のトップは「お歳暮やお中元」

2007年04月09日 06:30

時節イメージネットリサーチ会社【インターワイヤード】がリサーチサイト【ディムスドライブ】で4月1日に発表したデータによると、「外国の人には理解しがたいだろうなと思う“日本の文化・慣習”」について日本人にたずねたアンケートのトップには「お歳暮やお中元」がついた(【発表ページ】)。過去と比べるとお歳暮・お中元を不必要と考える人が増えているのは事実だが、その一方で日本独自のものと認識し、他国の人には分からないだろうという思いを持っていることが分かる。

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今調査は2月1日から8日の間にネットを通じて5308人の男女に対して行われたもの。調査結果は次の通り。リンク元には男女別、年齢層別の詳細データも記載されている。

1位……お歳暮・お中元(319票)
2位……遠慮・謙遜(189票)
3位……正座(186票)
4位……節分・豆まき(161票)
5位……宗教観(159票)
6位……おじぎ(145票)
7位……家では靴を脱ぐ(141票)
8位……納豆を食べる(138票)
9位……風呂・湯船に浸かる(92票)
10位……わび・さび(85票)


トップは男女共に「お歳暮・お中元」。冒頭でも述べたように、慣習そのものは廃れていく傾向にあるものの、依然として「あって当然のもの」という認識が強いお歳暮やお中元。「暮れの元気なご挨拶♪」のテレビCMコピーにもあるように、一年の節目に「お元気でなにより」との意思表示と感謝の意を込めての贈り物なのだが、外国人にとっては「何でわざわさモノを贈らなくてはいけないんだ」と日本人が考えているということなのだろうか。

第二位は全体としては「遠慮・謙遜」。特にアメリカや日本の近隣諸国に多い「間違っていても自己主張して我を押し通さなければ負け。声の大きいもの勝ち」的な傾向を良く見ている日本人にしてみれば、日本の「遠慮・謙遜」という考えは理解しがたいと考えられているのかも。

第三位は「正座」。外国人にとっては「日本風のヨガか?」「東洋の神秘だ」と思われている、と感じるのかもしれない。文化や歴史を知らない人にとっては、単に足がしびれる不思議な態勢でしかないからだ。

なお男女別では男性の第二位に「宗教観」が、第四位に「納豆を食べる」が入っているなど、男女による考え方の違いがうかがい知れる。また年齢を経るごとに意見が分散し、60歳以上になると「節分・豆まき」がトップ(女性は茶道やお歳暮・お中元などと同数)に位置しているのが興味深い。

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