牛丼復活で業績も復活・吉野家3年ぶりの純利益20億円黒字、来期増配も発表

2007年04月14日 11:00

牛丼イメージ【吉野家(9861)】は4月13日、2007年2月期における連結・単独業績(決算短信)を発表した(【発表リリース・連結、PDF】)。それによると売り上げでは前年同期の10.7%増の1355億1900万円、純利益は20億9600万円の黒字(前年は3億8700万円の赤字)となり、3年ぶりの黒字転換を果たした。牛丼販売再開が大いに貢献している。

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吉野家では2004年2月からアメリカ産牛肉の輸入禁止に伴い牛丼の販売を中止しており、これに伴い連結決算での純利益が赤字という状態が続いていた。しかし去年の秋の輸入再開をきっかけに牛丼販売を再開、少しずつではあるが販売時間を延長し、販売数も増やす形に以降しており、牛丼販売の状況は以前のそれに戻りつつある。

吉野家ではこれを受けて、2008年2月期の連結売り上げ予想として1630億円・純利益35億円を見込み、さらに利益を上乗せする予定を明らかにしている。ただし牛丼の24時間販売化の時期については言及されていない。

また一部報道で先行報道された配当金についてだが、期末配当としては800円(年間1600円計算)とする一方、2008年2月期においては中間900円、期末(会社体制の変更あり)は1100円を予定し、年間配当は2000円となり実質400円の増配となることも明らかにしている。


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