「30代・独身男性・実家暮らしなニート通信」!? 女性が「独女」で男性が「イエ男くん」なライブドアのベンダーニュース

2007年04月14日 11:00

拝啓、イエ男くんイメージ【ライブドアのニュースカテゴリーことベンダーニュース】では、各メディアからの配信ニュースやさまざまな視点に限定したニュースを収録し、それぞれをベンダーとして項目分けし配信している。その中で最近になって、30代の独身実家暮らしの男性向けコラムコーナーこと【拝啓、イエ男くん】なるコーナーがスタートした。

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ベンダーニュースではすでに独身女性の本音に迫ると題し、独身女性向けの関心ごとなどを集めたカテゴリー【独女通信】がスタートし、多くのコラム記事が掲載されている。映画やダイエット、芸能はもちろん、カードや借金話、『どうぶつの森』、果ては前世に関する話など独自の視点から世情が語られ、非常に興味深いものがある。

今回新たにスタートした「拝啓、イエ男くん」は、性別を男に変え、さらにターゲットを「30歳前後、独身、実家暮らしの男性」とかなり狭い範囲に限定している。要はネオニートも含む「大人なニート」をターゲットとしている、という意味だろうか。

「拝啓、イエ男くん」ページ。始まったばかりということもあり、投稿記事は少ない。
「拝啓、イエ男くん」ページ。始まったばかりということもあり、投稿記事は少ない。

「ニート」はともかく「イエ男くん」という表現は初耳。それもそのはずで【リリース】によると、ライブドアニュースによる造語とのこと。説明によればこの「イエ男くん」や「拝啓、イエ男くん」について

2002年以降、実家を出ない若者が増えており、2007年現在もその数はほぼ横ばいであることがわかりました。「拝啓、イエ男くん」では結婚や親の介護についてどう思っているのかをインタビューしたイエ男くんルポ、イエ男くんの共通行動やトレンドを取材した企画ものを配信します。それだけではなく、格差社会や少子化などの社会問題とイエ男くんの関係性を探るなど幅広い角度のアプローチをしていきます。


と説明している。

記事はまだ少数しか無いが、どう見ても女性の「独女通信」と比べてきらびやかさに欠けるところがある。これは当方(不破)が男性だからそう感じるのか、それとも全般的・傾向として「そういうもの」なのかは明らかにされていない。

なお今のところ、すべて記事には対象となった「イエ男くん」の詳細なデータが掲載されており、社会学的見地から非常に興味深いものを感じ取ることができる。今後このスタイルの記事の投稿が積み重なれば、有意義なデータが取得できることだろう。

今後記事投稿が重ねられるにつれ、「独女通信」と同じようなカラーを持つようになるのか、それとも独特の雰囲気を出してくるのか、注意深く見守りたいところだ。

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