国鉄クモハ12/クモニ13(鉄道コレクション4)

2007年04月19日 19:50

クモニ13イメージGarbage Shot」第六十二回。今回は以前【「鉄道コレクション」の「高松琴平電気鉄道 73」】でも紹介した、トミーテックのNゲージスケールで展開する鉄道模型食玩シリーズこと【鉄道コレクション】の最新作第四弾から、懐かしい旧型国電のクモハ12とクモニ13を紹介。

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「鉄道コレクション」は鉄道模型のNゲージ(1/150)と同じ縮尺で作られた鉄道車両の食玩。足回りやパンタグラフなど、金属にした方が見栄えが良くなる部分を除けば、従来のNゲージスケールの鉄道と何ら変わるところ無く楽しむことができる。実際に、足回りやパンタグラフ部分が別売りされていて、それらに差し替えれば本来のNゲージの鉄道模型として使えるくらい。

クモニ13
クモニ13

クモニ13真正面から見たイメージ一箱目で出ました。クモニ13。このクモニ13というのは、昭和40年代から50年代までは首都圏やその近郊でもよく見かけた国電(国鉄の電車)の一種で、荷物や郵便を運ぶための「荷物車両」。扉が大きめで両開きになっているのはそのためだ。

単独で走る自走機能があるので、これ一両で走ったり、他の旅客車両に連結されて走行していた。元々旧型国電のモハ34という車両を改造したもので、歴史は昭和20年代までさかのぼる。戦後初期のがっちりとした渋めのスタイルと、茶色という没個性的なカラーリングが何ともいえない落ち着きを感じさせる。

クモニ13を反対方向から見た図
クモニ13を別方向から見た図
クモニ13を上から見た図
クモニ13を上から見た図

パンタグラフがきゃしゃに見えるのはプラスチック製だから仕方ないにしても、カラーの製もあるだろうが、造型はなかなか良く出来ている。量産工場(国)の事情で最近は造型が今ひとつと言われていた鉄道コレクションだが、これなら及第点。リベットなど細かいツッコミは無くも無いが、食玩レベルでそこまで求めるのは酷。

さて、もう一つのお目当て、クモハ12だが、こちらは元々やはり旧型国電車両のモハ34を改造した、旅客電車。クモニ13同様に、ちょっと昔の映画やニュース番組にはよく顔を出していた。こちらが出れば、「レトロ風車両のセット出来上がり」となる。二つ目は残念ながら別物が出て、三つ目はどうだろう、と開けてみたのだが……

クモハ12
クモハ12(仙石色)

色が……これはどういうこと? クモハ12なのには違いないが、色が旧型国電特有の茶色ではなく、クリーム色とオレンジ色のツートンカラー。説明プラカードには「仙石色」とある。

調べてみると、この色は「仙石線」で使われていた時の車両色で、「鉄道コレクション4」ではシークレットに該当するそうだ。運が良いのか悪いのか、少々複雑な気分。旧型国電は造型自身を大変気に入っているのだが、あの渋めの茶色だからこそ「国電っ」という自己主張を感じられたのだが。と、ぜいたくを言える立場ではないか。ともあれ旧型国電2タイプはすべて揃ったわけだ。

鉄道コレクションズインザケース
100円ショップで購入したケースに納められた鉄道コレクションたち

ちなみに今回手に入れた鉄道コレクションたちは、写真にあるように100円ショップで購入した専用ケースに入れて大切に飾ってある。少々疲れた時に彼らを眺めていると、それだけで疲れが少しいやされた気分になるから不思議なものである。

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