第二位には新作文字パズルゲーム『ことばのパズル もじぴったんDS』が。軽快なメロディと共に誰にでもすぐに遊べる、しかも色々と考えさせられる要素の多い知的パズルゲームで、いかにプレイヤーが語彙力に優れているかも問われる内容。単なる色あわせなパズルゲームと違い、クロスワードパズル的な要素があるのも良い。先日当方も体験版をDS本体にダウンロードして遊んでいるが、なかなか楽しめる出来で、ちょっとした気分転換にぴったり。タッチペンでずりずりっと文字パネルをスライドさせて所定の場所に置き、ぴろーんという音と共に連鎖で言葉がつながっていく感じは、何物にも代えがたいものがある。

第三位にはPSPの出世頭タイトル『モンスターハンターポータブル 2nd』が。PSP最初のミリオンセラータイトルと報じられて久しいが、いまだにこの順位をキープするほど売れているのは、やはりハードのニーズにマッチした良作であることの証だろうか。

第四位はまいどおなじみの『Wiiスポーツ』が。新作タイトルの伸びが今ひとつだと、時々上位陣に顔を出すこれら任天堂の「定番タイトル」だが、要は他のタイトルがどう動こうと日々コンスタントに売れているということなのだろう。単に相対的に順位が前に押し出されただけの話で、唯我独尊といったところか。

今回計測週は最初にも触れたように、やや閑散とした売り上げ本数となっている。これは年度末ということもあり、予算のやりくりにおける「無理やり先行発売的な超ビッグタイトル」以外は新作ソフトを出しにくいタイミングであることによるもの。とはいえ、こういう時期にこそ、隠れた良作が発売されることもよくある話なので、油断は禁物、というところだろう。

(最終更新:2013/08/17)