金融庁、同庁名をかたる新たなヤミ金手口について警告

2007年03月19日 08:00

株式イメージ【金融庁】は3月16日、同庁の名前をかたって登録情報の修正や金融庁の貸付枠制度の拡大をするなどとし、手数料などの目的で現金を詐取されたなどの情報が寄せられているとし、注意を促した(【発表リリース】)

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リリースによるとこのヤミ金融の手口は、違法業者による融資申込先から「金融庁が貴方の信用情報を管理している。貸付のためには同庁の役員に登録されている情報の修正を依頼しなければならない」「他社の借入が多いので貸付を行うには金融庁の貸付枠を広げる必要がある」などという偽りの説明を受け、手数料などの名目で現金を詐取されたというもの。

これについて金融庁では、個人の信用情報を管理したり、個別の貸付について関与することはないと説明すると共に、違法業者については当局まで情報提供をおこなうようにうながしている。

元々「違法業者への融資申込み」という後ろめたい部分があるところから、「だまされたけど訴えられないな」という被害者側の心境をたくみに利用した手口だといえるが「オレオレ詐欺」同様問題があることに違いはない。

これより先の1月には【リリース】にもあるように、「金融庁の職員を装った投資商品等の勧誘」「金融庁の職員が関与した投資商品等である旨の説明を行った勧誘」が行われているという話もある(金融庁がこれらの行為をすることは無い)。権威をかたった悪質な行為として断ぜられるべきだし、もし遭遇したらすぐに当局に通報すべきだろう。

「権威を」云々といえば、最近ネット界隈では【このブログでの説明にもあるように(おはら汁(緊急避難場所))】、弁護士の名前をかたって、ではなく弁護士当人が類似行為と思われても仕方の無いような行為をしている話も持ち上がっている。世の中慎重に行動すべきなのは当然ではあるが、世間一般に言われている「権威ある」「尊敬すべき」筋の肩書きであっても、かたり・本人であるのを問わずわざわざ調べねばならないとは、少々情けない情勢になったものだなとも実感させられる今日この頃だ。

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