世界最大級のずんどう航空機ドリームリフター、中部国際空港を飛び立つ

2007年03月13日 06:30

ドリームリフターイメージ愛知県の工場で生産されたボーイング社の新型旅客機「ボーイング787」の主翼部分の部品が、中部国際空港からアメリカのシアトルに向けて出発した。この際に使われた、世界最大級の航空機である、ボーイング社が特別に作成した運搬用輸送機「ボーイング747 LCF(Large Cargo Freighter)(通称はドリームリフター、Dream Lifter)」に注目が集まっている。

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ボーイング社では次世代の中型旅客機ボーイング787の部品を世界各国の工場で生産しているが、これらは通常の船舶や輸送機で運ぶとコストがかかりすぎるため、中古のボーイング747-400型を回収して改造、大型化。部品輸送専用の輸送機を創り上げた。

ボーイング747 LCF(Large Cargo Freighter)(通称はドリームリフター、Dream Lifter)
ボーイング747 LCF(Large Cargo Freighter)(通称はドリームリフター、Dream Lifter)

貨物搭載容積は通常の747-400F貨物機の3倍にも及ぶ。「ずんぐりむっくり」という言葉がぴったりくるような、コラージュ写真かCG合成にしか見えない機体で、中部国際空港にその姿を見せた時には多くの人の関心を集めた。なおこの機体、本体のやや後部がぱっくりと割れて、輸送品の出し入れを行う。

今回は胴体と主翼を結ぶ中央翼と呼ばれる部品を積み込んでアメリカのシアトルにあるボーイング社に向けて出発したとのこと。また、生産が順調に進めばこの機体は年間240回ほど中部国際空港と日本の間を行き来し、部品を運ぶという。

今後日本国内から撮影されたドリームリフターの写真や動画が相次いでネット上で公開されることだろう。中部国際空港に足を運べない人も、それらでその勇姿を堪能できるに違いない。

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