不二家、経営体質改善のため不動産の売却始まる

2007年03月06日 08:00

不二家イメージ【不二家(2211)】は3月5日、大阪市にある不二家戎橋店の土地と建物を、【クレディセゾン(8253)】系の不動産会社【アトリウム】に売却すると発表した(【発表リリース、PDF】)。売却価格は5億5400万円。3月7日に契約を取り交わし、3月20日には物件そのものを引き渡す計画。

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引き渡される建物は4階建て。1階、2階部分にはそれぞれ不二家フードサービスが運営するサーティワンアイスクリーム戎橋店と不二家レストラン戎橋店が入っている。物件の帳簿価格は1400万円のため、単純計算では5億4000万円の売却益が出ることになる。

不二家では業績改善計画を遂行していたが、昨今の衛生管理問題でさらにクリアしなければならない経営上の問題が山積し、経営の一層の効率化が求められている。そのため、重要度の低い不動産など資産売却は急務とされているが、今回の戎橋店売却はその第一歩となる。

不二家では銀座本店ですら売却するという話も出ている。今後さらなる売却話がリリースされ、不二家の構造改革が推し進められていることが把握できるだろう。資産の目減りという逆境を越え、財務を立て直せるかどうか見守りたいところだ。

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