リリースによると「ゲーム」「映画名」「コンビニエンスストア名」「レシピ　材料名」それぞれのジャンルに関連したキーワードが入力されて検索が行われた場合、通常の検索結果以外に特定分野の専門検索サービス「バーティカル検索」も同時に発動し、この結果を上位最大3件まで一部画像付で表示するようになる。

論より証拠、実際に「ハーブ　レシピ」で検索してみる。ウェブ検索結果の前に、レシピそのものの検索結果が表示された。

「ゲーム シミュレーション」の場合。無料ゲーム関連の専門情報検索結果が表示される。

実際に試してみたが、「ゲーム」「映画名」「コンビニエンスストア名」「レシピ　材料名」に該当する検索を行うと、それぞれ「無料ゲーム検索」「映画試写会情報検索」「コンビニ商品検索」「gooグルメ＆料理」の検索結果が一般検索結果より前に表示されるようになる。

これはこれで面白く、役立つ場合も多いのだが、肝心の「バーティカル検索」発動条件が結構厳しい。「このような機能が搭載されているのですよ」という告知を見てどのように入力すれば発動するのか知っておかないと、一般に使っている限りでは気がつかないと思われる。また、画像データの調整が今ひとつのようで、コンビニ商品関係の検索を行うと(例えば「コンビニ　おにぎり」)、一覧に表示されるグラフィックは細長い棒だけだった。便利に活用されるには、さらなる調整が必要になるだろう。

サイト内に特定ジャンルに特化したデータベースを創り、そこへの案内を表示する発想は素晴らしいものといえる。今回の「バーティカル検索連動表示」はまさにその発想によるものだが、肝心の誘導手順がいささか考察不足に思われる。それぞれの専門分野の検索機能は極めて有益なものなので、今後はさらに柔軟性を持たせ、使いやすく改良を重ねてほしいものだ。