コーエー、『大航海時代 Online』でゲーム内広告展開

2007年03月26日 06:30

ゲームイメージ【コーエー(9654)】は3月22日、同社が運営しているネットワークゲーム【大航海時代 Online】内で、サントリーの新商品【ビンゴ☆ボンゴ】のゲーム内広告を実施すると発表した(【発表リリース、PDF】)。

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元々さまざまなアイテムを用いて新しい商品を作る仕組みが用意されている『大航海時代 Online』だが、今回行われるゲーム内広告では、イベントの中で紹介対象となる商品を作るという形で広告が行われる。

具体的には約4週間にわたって実施される「セビリア春祭り」の中で、プレイヤーはイベントシナリオに従いサントリーの新商品「ビンゴ☆ボンゴ」に似た飲料アイテムを作成することになる。イベントの条件をクリアすると、ゲーム内でプレイヤーはその飲料アイテム自身や商品のマスコットを描いた仮面アイテムなどを入手できることになる。

リリースによるとサントリーでは既存広告以外の新しい広告手法を模索しており、今回興味関心のあるゲーム内広告を出稿することになったという。また、コーエー側では今広告について、「‘大航海時代’という世界観とサントリーの新商品のイメージが合致したことなどにより実施するもので、4 ヶ月以上前からディスカッションを重ね、ゲーム内の世界観を崩すことなく、PRする商品のイメージを確実にユーザーに伝える方法の討議を重ね」た結果によるものと説明している。

さらにコーエーでは「今後もゲーム内における広告ビジネスを積極的に展開する」と言及しており、「ビンゴ☆ボンゴ」の成果次第ではさまざまな同社オンラインゲーム内で広告の展開が見受けられることになるだろう。

『セカンドライフ』のようにアイテムが自由に作れて動画配信も気軽にできるような仕組みが用意されているのならともかく、他の一般的なネットワークゲームにおいては、単にグラフィックを表示させる以外の方法で広告展開を行うことは難しい。また、今回の「ビンゴ☆ボンゴ」関連のリリースにもあるように、アイテムの生成などゲームシステムと関わる取り組みがされている場合、それなりの開発期間が必要となる。当然費用もしかり。

結果として広告費も割高になる可能性が出てくるが、それを考慮しても「商品のアピールに役立った」と判断できる結果が出るのかどうか。今回の『大航海時代 Online』のゲーム内広告の成果に期待したいところだ。

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