赤ん坊からお年寄りまで一人あたり651万3760円の借金・国の借金が過去最大に

2007年03月24日 19:30

株式イメージ【財務省】は3月23日、2006年末における国の債務残高(要するに借金)が、同年9月末に比べて4兆3465億円増加して832兆2631億円となり、過去最高を記録したことを明らかにした(発表リリース)。国民一人当たりの借金額は約651万3760円となる。今後金利が上がれば国債の利払い額も増え、さらに国家財務体制が圧迫される可能性がある。

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債務残高は発行されている各種国債と、政府が借り入れをしている借入金の合計。3か月ごとに公開しているが、それによると

・一般会計向けの普通国債……534兆3758億円
・財政融資資金特別会計国債……138兆2478億円
・その他国債……3兆6683億円
・借入金……59兆5002億円
・政府短期証券……96兆4710億円


となり、合計で832兆2631億円となる。これを総務省統計局による【最新の日本の人口データ】から導き出される、2006年10月現在の日本人口1億2777万人で割ると、一人あたり651万3760円という数字が出る。

ちなみのこの金額、サラリーマンなどの納税者に限定したものではなく、赤ん坊からお年寄りまですべてで計算したもの。例えば4人家族なら、約2600万円分の借金を背負っていることになる。ちょっとした郊外なら一軒家が買える金額だ。

今後、景気回復云々ということで市場金利が上昇すれば、おのずから国債の金利も上がる。その分国が負担する借金の利子もかさむことになり、ますます財政は厳しくなることだろう。

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